現在、ALCの建物の外壁塗装をしています。。 塗装に関して色々と書いていましたが、とりあえず、今 している外壁塗装に関して、これからALCの建物を塗装しようと思われている方の参考になるかも?と思って、少しづつブログを書いてみようかと思っています。。
ALCの建物に限った事ではありませんが。やはり最も最初に行う大切な作業は、高圧洗浄での水洗いです。。

外壁は、旧塗膜が劣化して粉状になっているチョーキングという現象が出てきたら塗装を行うタイミングと言われていますが、このチョーキングしている粉状の部分をしっかりと高圧洗浄で洗い流すという事が、次の下地塗料の塗装を綺麗に付着させる為にも重要です。 また、それだけでなく、外壁が劣化している事で、苔が付きやすくなっていたり、また、交通量の多い部分では排ガスや、公園や学校の近くでは砂、土などが外壁や、屋根に付きやすくなっています。 これらを綺麗に流さないまま、塗装すると、塗膜の捲れ、剥がれの原因にもなるので、重要な作業です。
その後、外壁がキッチリと乾いた後で、次の工程に進みます。。
水洗いをして、すぐに塗装を行うと、これもまた、含水率が高いという事で、不具合の原因になったりしますので、問題です。。
ALCの建物の場合は、そもそものALC部分の目地の処理が次の作業かもしれません。。 目地部分が劣化していない、シーリング部分が極端に痩せていないという場合は、シーリング工事を行わない場合もあります。 この部分は、当ブログでも何度も書いていますが、予算と、次の塗装までの間隔も問題になってきます。。 当然、なにかもかも、しっかりと行うのがベストかもしれませんが、その分 価格がアップしてしまいますので、その辺りは、しっかりと施主様と打ち合わせる事が重要かも知れないと当社(私)は思っています。。

今回の現場は、旧塗膜がリシンの吹き付けという事もあって、目地部分の劣化がそれなりにあるので、増し打ちと言って、シーリング材の撤去を行わずに、上に乗せるという方法で、シーリング工事を行っています。

窓廻りに関しても同じく、必要に応じての作業となります。 今回は、打ち直しする部分、増し打ちする部分と状態によって少し変えるように考えています。
ALCの外壁材の場合、どうしても、水を吸いやすいという事もあるので、微弾性のフィーラーの後、シリコン樹脂での塗装を考えています。 この塗料の選定に関しても、カチオン樹脂のシーラーを塗装する方法、高弾性といって、たっぷりとゴム状になる塗装を行う方法もありますが、予算との兼ね合いも出てくるので、どのように考えるかで、仕様も色々と提案できるというのが重要かもしれませんね。。。