外壁塗装でパターンと言いますと、外壁についている模様という事になります。 外壁がサイディングの場合は、今ではそもそも模様が付いているサイディング材を使っている場合も多いので、パターンについては、あまり問題にならないかも知れません。。
しかし、左官で作られている壁に関しては、色々なパターンという物があります。 一番、古くからあるパターンは、左官屋さんが作る模様という事になるのでしょうが、塗装屋で考えると、骨材(砂)が入っている材料を吹き付ける塗装という物になると思います。

細かい砂粒がポツポツと壁についているのがリシン壁といわれる模様になります。 あと、骨材がもっと大きく、ゴツゴツという感じの壁の模様が、スタッコと言われるパターンになります。 これらの壁は、骨材が非常に多く逆に再塗装をしていない状態の場合は、塗装の劣化によって外部からの防水性は少ないタイプの壁になります。
それ以外でパターンとして考えられるのが、アクリルタイルの吹き付けになります。 これは、吹き付けようのガンで塗装するのですが、口径を変える事で模様も色々と変える事が出来ます。 大きな粒々とか、細かいパターンにする事も可能です。 また、このアクリルタイルと言われる物を吹き付けた後、模様のトップ凸部分を押さえる事で模様に変化を付ける事も可能です。 これらがヘッド押さえと言われるパターンになると思います。。
このように外壁には色々な模様があり、それらにあった塗装の方法や、使う材料、材料の量も変わってきますので、実際に住宅の現状を確認しないと、見積もりもですが、色々な提案もできないという事になります。。
また、リシンの壁やアクリルタイルの吹き付けの壁で年数が経ってくると、クラックが出てきたり、リシンの場合は砂目(骨材)が落ちてしまって模様が無くなってしまっている外壁も出てきます。 そのような外壁に、新にパターンを付けるという事もできます。
今では、現場の場所などの理由で吹き付けが出来ないという事もありますので、そのような場合は、多孔質ローラー(M9ローラー)と言われる物で模様を付ける塗装も可能です。 弾性系の材料を、このローラーで塗装する事でパターンを付ける事も可能ですし、また、膜厚が付く事で防水性を上げる事も可能になってきます。
外壁が痛んでいる住宅の場合、この多孔質ローラーを使ったパターンを付けるという作業が多くなってきています。。

公共工事でも、今ではこの作業が多くなってきています。 画像は、多孔質ローラーでパターンを付けの作業中の画像になります。