サイディングのクリア塗装に関しての話題です。。
窯業系サイディング材でも、ここ最近は非常に意匠性の高いサイディングも増えてきています。
そのような、意匠性の高いサイディング材の場合、現在の状態を少しでも長持ちさせるという事を考える場合は、この窯業系サイディング専用のクリア塗料での塗装がお勧めだと思います。
窯業系サイディングの塗装の場合、サイディング自体の目地に関しては多くの場合、シーリング材が充填されています。
その目地部分に関しては、窯業系サイディング用のクリア塗装の場合でも、今、一般的になっているシリコン樹脂での塗装でもシーリングの打替えはぜひとも行うべき作業だと思っています。
一般的なシリコン樹脂での塗装という事になりますと、当然、意匠系サイディングであっても、全面とも同じ色という事になります。 今では、特別というとあれですが、目地などが入っているサイディングの塗装にお勧めのダブルトーン(2色塗装)、トリプルトーン(3色塗装)という方法もあります。
しかし、これらの方法での塗装の場合、一般的なシリコン樹脂での塗装に比べると、工程が2工程ほど増える事になりますし、どうしても目地部分に上から重ねる色がにじみ出るという事もあって、あとあとでの手直し作業などを考えると、工程が増えるだけではなく、作業も増えるという事で単価的には、なかなかアップすると考えて良いです。
他に意匠性を高めた塗装となると、シリコン樹脂内に、他の色が入っているような多彩塗装という方法もあります。
これらは専門の塗料による塗装です。 ただ、こちらもダブルトーンの塗装と同じように工程数が増えてしまうので、作業的にもですが単価はどうしても高くなってしまいます。
ですので、もっとも価格を抑える意匠性サイディングの塗装となりますと、やはりクリア塗装というのがお勧めになってきます。
各塗料メーカーとも窯業製サイディングのクリア塗料は色々と販売されています。 さすがに今では価格は安いのですがアクリル樹脂のクリア塗装という選択はsくないと思いますが、シリコン樹脂、フッ素樹脂、それに無機塗料と耐候性順に並べてもそれらの塗料があります。
塗料的には、2液の溶剤塗料という事もあって、今 最も塗装されている水性シリコン樹脂の塗料よりも価格はアップしますが、実は、クリア塗料での塗装の場合は、工程が一つ少なくなるんです。
一般的な水性シリコン樹脂の場合、高圧洗浄+シーラー(下塗り材)+水性シリコン樹脂1回目+水性シリコン樹脂2回目という感じになっています。
しかし、これらのクリア塗料の場合、高圧洗浄+クリア塗料1回目+クリア塗料2回目という3工程になるんです。
ですので、先ほども書かせてもらったように、材料代金は高めになりますが、工程が減るという事で価格は少し抑える事が出来るのが多いです。
ただ、窯業系サイディングのクリア塗装に関しては、注意が必要なんです。
それは、クリア塗料という事もあって、下地の状態が全て出てくるという事です。
細かい傷、クラックなど、補修後が出ても構わないというのであれば、補修の上、補修の色での塗装を行い、クリア塗装をする場合もありますが、そのような傷、クラック、割れなどが多い場合は、どうしても、それらの補修が目立つという事もあるので、お勧め出来ないという感じです。
ですので、多くの塗装会社の見解を確認しても、クリア塗料での塗装は、8~10年未満という感じの見解になっています。
勿論、家の建てられている状態や、そもそもの建て方によって痛みは違ってきますので、一概にそうは言えないので、当社の場合は、現状をキッチリと確認してから、クリア塗装での塗装見積もりも作成させて頂いています。
それと、クリア塗装の場合、当社の場合は、目地の部分のシーリングは後打ちといって、クリア塗装後にシーリングの作業を行うような事をお薦めしています。
クリア塗装は、表面がどうしても硬い為に、柔軟性の高いシーリング材の上に塗装を行うと、細かいヒビなどが出てくる事が多いです。 細かいヒビ割れは、白っぽく見えますので、シーリング作業を行った後にクリア塗装を行うと、そのような問題が出てくるという事です。
一般的な水性シリコン樹脂の場合は、当社は、シーリング材の上に塗装をする事にしています。
この方法の方が、シーリング材の上に塗膜がある事で、新築時よりもシーリングの耐候性があがるからです。。。
と書きますと、クリアの場合のシーリングは?という事も疑問として出てくると思います。
ですので、クリア塗装でのシーリングの場合は、耐候性の高いシーリング材を使うという事にしています。
少し価格面でシーリングの作業がアップしてしまいますが、あとあとの事を考えると、この方法が最もお勧めの方法だと思っています。
窯業系サイディングの塗り替えをお考えで、意匠性の高いサイディングを維持したいという方は、ぜひクリア塗装をお考えになって下さい。
しかし、文中にも書きましたが、一般的な水性シリコン樹脂の塗装を行う場合よりも少し早めに外壁塗装をお考えになる事がお勧めになってきます。
それと、他社さんの考えは少し分かりませんが耐久性の高い無機クリア塗装は、あまり当社はお勧めしていません。
いくら高耐久のシーリング材と言っても、やはりシーリングの劣化は早いです。。
ですので、無機クリアの塗装を行ったとしても、窯業系サイディング塗装で最も重要なシーリング部分が先に傷んでくるという事になるので、バランスが崩れるのでは?というのが当社の見解です。。
まぁ、考えかあは色々とありますが、この辺りもキッチリと確認させて頂き、しっかりとご説明させて頂きますので、まずは当社にお問い合わせ、よろしくお願いいたします。
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ちなみに、公式ラインも開設いたしました。 ラインのお問い合わせも可能です。 ラインの場合は、お友達登録のあと、スタンプでも構いませんので、なにかしらのメッセージをお願いいたします。 メッセージを送って頂いた状態になり、初めて、こちらからのご連絡が可能になります。 こちらも、よろしくお願いいたします。