サイディング外壁のメンテナンスについて少し書かせてらいます。。
最近の戸建て住宅のほとんどが、このサイディング外壁という感じになっています。
サイディング外壁と言っても、窯業系サイディングと言われる物と、金属サイディングというものがあります。
今の戸建て住宅のほとんどが、窯業系サイディングです。
窯業系サイディング自体は、非常に高耐久の材料で、20年近くは、窯業系サイディング自身は耐久性があるという感じでも言われています。
しかし、これは、材料としての窯業系サイディングという事で、この材料を使っての住宅の場合は、少し違ってくると思います。
実は、これって、塗料にも言える事で、フッ素樹脂、無機塗料など、非常に耐久性の良い材料と言われていますが、これは塗料としての話(メーカーの実験で塗装した物も含みますが。。)、実際に住宅に塗装した場合は、少し違ってくると思います。
話を窯業系サイディングの事に戻しますが・・
窯業系サイディングで最も耐久性の弱い部分は、目地のコーキング(シーリング)と言われる部分です。
サイディングは、窯業系も金属製も、一枚の板の長さは決まっていて、住宅の外壁に使う場合は、つなぎ目がどうしても出てしまいます。
そのつなぎ目部分を処理するのが、この目地のシーリングという事になります。
つなぎ目は、どうしても窯業系サイディングという訳にはいかないので、シーリング材と言われる硬化するとゴム状になる材料が使われます。
このシーリング、コーキングは、防水性も高いですし、揺れなどにも強く、柔らかいという事もあって、硬いサイディング同士をつなぎ合わせるにもとても良い材料という事になります。
しかし、一般的に新築時に使われるシーリング材は、当然 施工方法や、施工の良し悪しもあるのですが、6から8年もすれば硬くなし、悪い場合は、ひび割れなども非常に多くなり、防水性も低くなります。
この部分がサイディング外壁の最も弱い部分という事になるかも知れません。
サイディング自身は、先ほども書いたように高耐久の物も販売されてきています。(そもそも工場で作られて、塗装も良い材料がしっかりと均一に塗装されている為)
しかし、住宅は、現地で作るという事もあって、シーリングに関しては、どうしようも無いという事になります。
ですので、高耐久の窯業系サイディングの外壁であっても、耐久性に問題がある、目地のシーリング部分の劣化で考えなければいけないという事です。
サイディング外壁のメンテナンスとしては、目地部分の状態をキッチリと確認するという事が重要です。 また、確認する場合も、一か所のみを確認するのではなく、住宅の周囲を確認し、色々な箇所の目地部分をチェックする事をお薦めします。
シーリングは、日の当たり具合や、サイディングの取付状態によって随分と劣化速度が変わるようです。
面で言いますと、やはり日の当たりの良い面と、ベランダ下など、常に雨も当たりにくい場所とでは随分と違ってきます。
サイディング外壁のメンテナンスとしては、この目地シーリングのチェックをし、硬くなっている、痩せている、ひび割れが出来ているという場合は、シーリングの打替え工事をするというのがお勧めになります。
ただ、シーリングが劣化していて時間が経っていると、シーリングの打替えだけでなく、サイディングの塗り直しも必要になる場合が多いです。
まぁ、シーリングの上に、塗装膜を乗せる事で、シーリングだけよりも長持ちする可能性もあるので、外壁塗装時にシーリングの打替えをするのが一般的になっています。。
ただ、高意匠のサイディングでクリア塗装などを選ばれる場合は、目地のシーリングの打替えは、クリア塗装後に行うのが良いといわれています。
クリア塗装は2液性の材料で、硬化するタイプの為、シーリングの柔らかい物の上に乗せる事で、ひび割れなどが非常に起きやすいからです。。
サイディングのメンテナンスとしても、やはり外壁塗装(築年数が浅く、シーリングのみの劣化というパターンもあります)を行うのがベストかも知れませんね。
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