屋根塗装の一般的な作業工程については、次のようになります。
*近所への挨拶
*足場の設置
*高圧洗浄
*下地補修
*養生
*下塗り
*縁切り(必要がある場合)
*中塗り
*上塗り
*点検・手直し
*足場の解体・清掃・挨拶
使用材料により若干 違いもあります。。
当社がお勧めしているオリエンタル塗料の商品の場合、下塗りの変わりに高耐久のクリアコートを塗装するという仕様になり、一般的な屋根専用塗料のグレードアップ仕様になります。。
詳細は、メールかお問い合わせフォームよりよろしくお願いいたします。
*近所への挨拶
挨拶は通常、工事の一週間前から前日までに行います。工事中は足場の設置や車の出入りなどでご不便やご迷惑をおかけするので、必ず工事前に挨拶に行くようにします。挨拶の際には、工事の内容や期間などを説明します。最近は業者の方で挨拶の品や手紙を用意してくれるところも多いので、挨拶にうががう範囲や必ず挨拶してほしいお宅などを打ち合わせしておくと安心です。隣接しているお宅以外でも、車の出入りが多いお宅の通路の邪魔にならないことや、小さな子供がいるお宅の安全などに気を配ってもらうよう業者に伝えておくと安心です。
*足場の設置
足場の材料を運び入れて、足場を組みます。その後、塗料の飛散を防ぐためにメッシュシートを取り付けたり養生を行います。足場の設置は、作業する人が足場崩壊による事故を起こさないためや安全に作業するために、とても重要な作業です。ただし、足場を組み時には大きな音が出るので、工事期間の中でも特に騒音が気になり、ご近所に迷惑をかける日となります。また、足場の設置日には自家用車の移動が必要です。車に傷がついてしまう可能性があるからです。家の駐車場の位置によっては、足場自体が駐車場にかかってしまう場合もあるため、工事が始まる前に車が停められるか確認が必要です。もし足場自体が駐車場にかかってしまう場合は、工事期間中は別の場所に車を停められるように準備しておきましょう。さらに、足場の設置前には鉢植えや置物の移動、プロパンガスの補充が必要です。足場が組まれてしまうと移動ができなくなるからです。
*高圧洗浄
屋根は紫外線や雨風にさらされ続け、10年も経つとかなり汚れ、その汚れによりコケや植物が生えてしまいます。また、古い汚れが残ったまま塗り替えを行うと、塗料がすぐに剥げてしまうため、高圧洗浄機を使用してきれいに洗浄する必要があります。高圧洗浄機で屋根のほこりや汚れを除去し、塗料の劣化によって壁の表面にできた粉を落とします。高圧洗浄の際は、家の水道を使うのが一般的です。高圧洗浄がかけられない部分は手作業でブラシなどを使って汚れを落とします。高圧洗浄は、雨天時でも実施される場合があります。
*下地補修
屋根材に割れやサビがある状態で塗り替えをしてしまうと雨漏りの原因になってしまいます。そのため、まずは下地の補修を行います。下地処理では「ケレン作業」という、塗装前の塗装面をヤスリやサンダーで削ったり、サビを取ったりして、下地をきれいに整える作業を行います。ひび補修は、細かいひびなら埋められる補修機能付きの下塗り塗料もあるため、先に下塗りして、ひびが埋まりきらないところは改めてコーキング補修する、という場合もあります。
*養生
屋根以外に塗料をつけてはいけないところをテープやビニールシート、新聞紙などで覆い保護することが養生です。屋根周りのほか、エアコンや自転車など、塗料がかかってはいけない部分に必要に応じて行います。
*下塗り
屋根塗装の工程は3回塗りが基本となっています。下塗り、中塗り、上塗りです。まずは中塗りと上塗りと屋根材の密着を高めるためと、細かなひび割れの補修のため、下地強化剤で下塗りを行います。下塗りの色は白系が多いです。下塗りは、品質・仕上がりに関わる、とても重要な作業です。
*縁切り(屋根材によっては必要ない場合もあります)
スレート瓦を使った屋根の場合、重なり目に塗料が入るのを防ぐために、タスペーサーと呼ばれるものを屋根の隙間に設置することがあります。これをしないと、塗装後に雨漏れしてしまう可能性があります。
*中塗り
下塗りが完全に乾いたら行います。中塗りは、下塗りのデコボコをならす役割があり、塗膜をしっかりと形成するうえでも重要です。基本的に、中塗りと上塗りの塗料は同じものを使います。中塗り後は、乾燥時間を十分に設けます。
*上塗り
中塗りが十分に乾いたら、中塗りと同じ塗料を塗り、塗膜に厚みをつけて屋根を雨水からしっかりと守れるようにします。
*点検・手直し
塗り残しや塗りムラがないか、きちんとツヤが出ているかなど点検をして、必要があれば手直しを行います。また、塗料の飛び散りなどがある場合は、シンナーなどでふき取りを行います。
*足場の解体・清掃・挨拶
すべての工程が終了すると、足場の解体や養生などの撤去を行います。足場の解体ではトラックを使用して資材を運び出すので、車の出入り時間などを確認しておくといいでしょう。その後、庭の清掃などを行い、引き渡しとなります。挨拶は、足場解体の前に行い、完工後にも再度、工事中にご不便をおかけしたこと、ご協力いただいたお礼など、感謝の気持ちを伝えると、気持ちよく工事を終えることができます。
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