急勾配の屋根の塗装工事です。
通常、外壁塗装と同時にカラーベスト塗装を行う事をお勧めしますが、状態によっては、カラーベスト屋根のみの塗装工事も行います。
それでも、仮設工事は必要になってきます。（その為、同時施工がお勧めです）
まぁ、勾配が緩い屋根、平屋の場合は、足場がない状態でも施工が出来る場合もあるのですが、やはり下地処理で高圧洗浄を行いますので、足場があるのがきっちりと施工できます。
見た目で、苔などが生えていないように見えるカラーベストでも、高圧洗浄をしていると、苔が生きてくるというか、表面がヌルヌルになり、非常に滑りやすくなります。
実際、この苔をしっかりと除去しないと、塗装を行っても、すぐに捲れや剥がれの原因になってしまいます。
こちらの住宅の場合は、非常に勾配がある屋根の為、屋根足場も設置しました。
洗浄後に、確認しますと、カラーベストにクラック箇所も多く、コーキングや、専用の樹脂を使ってカラーベストの補修を行いました。
カラーベストの貼り方の状態にもよりますが、塗装後に縁切りを行いやすい状態、また塗装でカラーベストの重なり目が埋まってしまわないような状態の時は、タスペーサーを使わない場合もありますが、勾配が緩く、塗装で重なり目が埋まるような場合は、カラーベストに隙間を作るタスペーサーという部材と使って、塗装を行います。
この縁切作業、タスペーサーを使わないと、カラーベストの下部分に雨水がたまって、野地板を腐らせてしまう事もあります。
これも、カラーベスト屋根の状態によって、最善の方法を提案できると思いますので、まずは現地確認、調査が必要になってきますね。。
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