コロニアル屋根は他の屋根に比べて安く、デザイン性も高いので急速にシェアを伸ばした屋根です。
初期費用とメンテナンス費用の安さが魅力ではあるものの、軽量で薄く割れやすい素材のため、こまめなメンテナンスが必要です。
ここでは、コロニアルについて、メリットやデメリット、塗装の必要性などについて、ご紹介したいと思います。
コロニアルとは?
コロニアルは、セメントと繊維質を混ぜ合わせて薄い板状にした屋根材です。
ただし、「コロニアル」というのは商品名で屋根材の種類でいうと、「スレート」という種類になります。
住宅に使われているスレート屋根材の中でも、コロニアルの普及率は非常に高いため、スレートの代名詞のように「コロニアル」が屋根材の名前として広がりました。
コロニアルは、セメントが主成分で、繊維質がつなぎとして練りこまれています。
厚みは4.5mm~6.0mmで、日本瓦よりも薄くて軽量なので扱いやすいです。
「コロニアル屋根」は、コロニアルを防水シートの上に2層重ね張りした屋根です。
コロニアル屋根はデザイン性にも優れていて、モダンな建物から、洋風、和風を問わずに対応できるのも魅力です。
コロニアルのメリット・デメリット
屋根材としての普及率が高いコロニアルですが、コロニアル屋根にするメリットやデメリットはどのようなことがあるのでしょうか。
ここでは、コロニアルのメリット・デメリットについて、ご紹介したいと思います。
【コロニアルのメリット】
・価格が安い
ほかの屋根材に比べて価格が安いため、屋根材の費用を抑えたい方におすすめです。
・軽い
厚み4.5mm~6.0mmほどの薄い板で軽いため、住宅に負担がかからず地震の揺れを軽減して耐震性を上げることができます。
・豊富なカラーバリエーション、デザイン性
カラーバリエーションが豊富で、好きな色や形状が選べるので、人とは違ったデザインにしたい方におすすめです。
・施工しやすく失敗も少ない
軽量で加工しやすく、施工しやすいので工期が短く済みます。また、メジャーな屋根材なので、ほとんどの業者で取り扱え、失敗の恐れも少ないです。
・不燃性が高い
主成分がセメントのため、不燃性が高く火事のリスクが下がります。
【コロニアルのデメリット】
・汚れやすい
表面に凹凸があるので、隙間に汚れがたまりやすく、放置し続けると美観を損ない、屋根の劣化にも繋がるため、定期的に掃除する必要があります。
・ひび割れ、破損しやすい
厚み4.5mm~6.0mmほどの薄い板で軽いため、経年劣化のほか、台風など強風が吹く際に物が飛んできた衝撃でひび割れや破損する場合があります。
・寒冷地には不向き
断熱性が低く凍結に弱いため、寒冷地でコロニアル屋根を設置するのは不向きです。
コロニアル屋根の塗装の必要性
コロニアルは、主成分がセメントのため、屋根材自体に防水性がありません。
そのため、屋根材を守るために防水加工や塗装が必要です。
防水性が失われると、屋根材の中のセメントに水が浸透して経年劣化を加速させます。
塗膜も経年劣化するため、使用する塗料の耐用年数を目安にメンテナンスが必要です。
ただし、塗料の耐用年数はあくまでも目安なので、塗料の色褪せやコケ・藻の発生、屋根材の反り、ひび割れなどが見られたら、塗り替えを検討しましょう。
長持ちさせるためのメンテナンス方法
コロニアル屋根は、防水シートの上にコロニアルを二枚重ねで貼るため、1枚剥がれた場合でもすぐに雨漏りするわけではありません。かといって放置し続けると大規模な修繕が必要となるため、屋根材の滑落などが見られたら、早めにメンテナンスを行うことが費用面でも家を長持ちさせるためにもおすすめです。
一般的には、塗り替えが10年に1度、葺き替えやカバー工法は20年~30年に1度行うといいでしょう。
屋根材の防水性を維持することでひび割れや反りを予防できます。コロニアル自体に防水性がないため、定期的な塗装で防水性を維持しましょう。ひび割れが発生している箇所に塗装する場合はひび割れを補修してから行います。
コロニアル屋根は部分的な補修が可能ですが、破損などで補修する箇所が多い場合は葺き替えやカバー工法を検討しましょう。
棟板金の浮きや釘抜けがある場合、雨漏りにつながるので、メンテナンスの際に確認し、あれば補修しましょう。
まとめ
コロニアルは、他の屋根材に比べて安価で扱いやすい反面、壊れやすく防水性がないというデメリットもあります。
しかし、コロニアル屋根はこまめなメンテナンスを行うことで、耐久年数をのばすことができます。
劣化も初期症状の段階で補修やメンテナンスを行えば、大掛かりな工事は必要ありません。
耐用年数は20~25年ほどといわれ、他の屋根材に比べて価格が安いコロニアルは、コストパフォーマンスが高い屋根材といえます。
コロニアル屋根に関して書かせて頂きました。 現在の住宅の割合で言いますと9割近くがこのコロニアル、カラーベストと言われる物のような感じです。 この屋根材以外には、セメント瓦、モニエル瓦、板金系の屋根材などがあります。
どれも、塗装は可能ですが、物によって仕様が違ったり、下塗り材が変わる事もあるので、やはり事前のチェックは必要です。
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