住宅など建物の外壁は、雨風、紫外線、雪、雹(ひょう)など、さまざまな自然現象に日々さらされています。
ここでは、自然現象のひとつである「雪」が外壁に与える影響「雪害」と、雪害対策に有効な「防水」についてご紹介したいと思います。
◆雪害による外壁への影響
雪害とは、雪によって生じる災害のことです。外壁塗装の防水機能の低下が雪害の原因となります。
外壁が雪害に遭うと、外壁塗装の塗膜がめくれて下地がむき出しになったり、外壁が脆くなり、穴が開いたりするなどの影響が出ます。
見た目に塗膜が剥がれただけだと思っても、雪害で外壁が脆くなっている状態で洗浄してしまうと大きな穴が開いてしまいます。
外壁が雪害の影響を受けていると、外壁内部で大きな破損が起きている可能性があります。
◆外壁防水の重要性
外壁の雪害は防水機能の低下が原因となります。
雪が降って積もり、外壁が雪で覆われると、外壁内部に含まれている水分が氷になります。
そして気温が上がると氷が溶けて水になります。
液体は固体になると体積が増えるため、水が氷になると外壁を膨張させてしまいます。
気温の変化により、水が氷に、氷が水に。。。を繰り返すことで、外壁を内側から壊してしまいます。
このような被害を防ぐために外壁内部に水分がたまらないよう、外壁の防水機能を高めることが大切です。
防水機能を高めるには、外壁塗装をすることです。
塗装して塗膜を維持することで防水性を高めることができます。
冬になる前に外壁をチェックして、塗装はがれやコーキングの劣化があれば、塗り替えなどのメンテナンスをしましょう。
塗装による防水効果をより持続させたければ、弾性塗料や低汚染塗料で塗装するのがおすすめです。
弾性塗料は、引っ張るとゴムのように伸びる柔らかな塗膜となる塗料なので、もし外壁にひびが入ってしまっても、ひびが表面に出にくいので水分の浸入を防ぐことができます。
低汚染塗料は、表面に汚れが付きにくい性質なので、外壁の劣化を抑えることができます。
◆素人でも可能な防水作業
外壁の防水に有効なのが外壁塗装ですが、これは業者に頼まなければできません。
しかし、素人でも可能な防水作業があります。
それは、外壁の周りに雪が積もったら、どかすことです。
雪害を防ぐには、原因となる積雪を早めに取り除き、雪に接触させ続けないようにすることが効果的です。
◆外壁の雪害による被害は火災保険が適用となる
雪が降る地域では、雪害で外壁が壊れるなどの被害があった場合、火災保険が適用となる可能性があります。
火災保険はほとんどの場合、雪・ひょう・台風・突風・落雷といった自然災害による被害の補償がついているので、雪害による被害も適用となる可能性が高いのです。
【火災保険が適用となる雪害の被害事例】
★外壁が落雪の影響で割れたり凹んだりした
屋根から落ちた雪が外壁に当たって、割れたり凹んだりした場合、火災保険が適用されます。
雪害による明らかな凹みやボコボコしたくぼみや、落雪により外壁とともに窓枠が破損した場合など、補償の対象になるでしょう。
【雪害で火災保険が適用となる3つの条件】
雪害による被害であっても、次の3つの条件を満たしていなければ、火災保険が適用されなくなってしまいます。
★被害を受けてから3年以内である
法律により、雪害を含む火災保険の申請は、被害を受けてから3年以内と期限が定められています。
ですので、被害を受けてから3年以上経過してから申請してしまうと、火災保険が適用されません。
3年以上経過しているのに3年以内と偽ったり、雪害と見せかけて故意に壊して申告したりすると、虚偽申請で保険金詐欺になるのでやめましょう。
過去に、雪害による被害を火災保険を使わずに修繕などを行った場合、施工後でも被害を受けてから3年以内であれば、損害箇所がわかる施工前の写真や、施工時の工事見積もり・請求書などの提出が必要ですが、給付金を請求することができます。
ただし、2022年10月に各火災保険会社で大規模な改定が行われ、2022年10月1日以降に契約や更新を行った場合、「2年以内に復旧した場合に限り保険金を支払う」としている保険会社もあるようなので、加入している火災保険の補償内容を確認することが大切です。
★雪が多い地域である
住んでいる地域が気象庁のデータなどから、雪が多い地域であることが立証でき、保険会社が被害状況などから雪害による被害と判断されると、火災保険が適用となります。
★大雪が原因の被害である
雪が少ない地域でも、大雪が降ったことによる被害は雪害と認められる場合があります。被害状況や気象庁のデータなどから保険会社が判断します。
【雪害による被害で火災保険を使うのは得!?】
雪害による被害で火災保険を申請した場合、1度適用されるともう使えなくなるのか?、保険を使ったら更新時に保険料が高くなるのでは?、と不安に思うかもしれません。
実際、火災保険を使った場合、どうなるのでしょうか?
実は、火災保険には申請回数の上限がなく、何回使用しても保険料が高くなることはありません。
ですので、被害に遭った場合は何回でも使用することができます。
ただし、一度火災保険で給付金を受け取ったが、申請した箇所を給付金で修繕しなかった場合、以後同じ箇所の申請をすることはできなくなります。
当社がメインに外壁塗装工事を行う神戸では雪害はあまり無いのは無いのですが・・
窯業系サイディングの場合は、目地などの劣化で水分が入り、その水分が凍って割れてくるという事はよくあります。
サイディングは丈夫そうに見えても、小口、裏面は弱いので、適切な修理、補修が必要という事です。
神戸市近隣が外壁に関して気になっている方は、ぜひともお問い合わせ、お願いします。
ちなみに、公式ラインも開設いたしました。 ラインのお問い合わせも可能です。
ラインの場合は、お友達登録のあと、スタンプでも構いませんので、なにかしらのメッセージをお願いいたします。 メッセージを送って頂いた状態になり、初めて、こちらからのご連絡が可能になります。 こちらも、よろしくお願いいたします。
当社は、神戸市が運営する『すまいるネット』、神戸新聞社が運営する『マイベストプロ 神戸』にも掲載させて頂いています。 気になる方は、ぜひ確認してみて下さい。