外壁塗装をお考えになる場合、やはり経験がない施主様の場合、外壁塗装に関して知識がないのが当然だと思います。。
その為に、近くに外壁塗装を行っている業者にお願いする、チラシの業者、また営業してきた業者に外壁塗装をお願いするというパターンも多いと思います。 それが間違いというわけではありませんが、やはり外壁塗装に関する基礎的な知識をもっている方が、実際に外壁塗装を行う場合は良いのかも?と塗装屋である私も思っています。。
外壁塗装に関して、まず今 現在に話しておきたい部分として塗料の種類にあります。 塗料も色々と進化してきているので、今では新しい塗料も増えてきているし、耐候年数の違いもあるので、塗料と言っても何を使うのが良いのか?という事になると思います。 塗料に関しても、実際は現在の建物の作り方によって下地の材料は違ってきますので、ここでは簡単に分かる一番 最後に塗装する上塗りに関しての塗料について書いてみます。
アクリル樹脂系塗料
現在はあまり使われていないかもしれません。
価格面は安いのですが、耐候年数は短く、早めにチョーキングなどが起こります。とりあえず外壁塗装の価格を落としたい場合に使うかもしれません。 ただ、塗装工事にかかる足場などを考えると、価格を落として、外壁塗装のサイクルを短くするのはお勧めできないと思います。
ウレタン樹脂系塗料
アクリル系よりも、防水性、耐候年数は良いです。 ただ、10年ほど前の一般的塗料という感じです。 今では価格も安くなってきているので、頻繁に外壁塗装を行い、色の変化などを考えるのであれば、お勧めかもしれません。当社が10年以上前によく使っていた材料になります。 今でも艶などもありますし、決して悪い材料ではないとは思います。 しかし、現在の主流というわけでは無いと思います。
シリコン樹脂系塗料
ウレタン樹脂塗料よりも、一般的に艶のある材料になります。 艶の分耐候年数は良いと思います。 価格もだいぶん、落ち着いてきているので、お勧めの材料かも知れません。当社的には、5年ほど前までは良く使っていた材料になります。 また、賃貸物件、公共工事でシリコン樹脂の仕様の外壁塗装の場合は、今でも使用しています。
ラジカル抑制型シリコン樹脂塗料
一般的なシリコン樹脂塗料に、よりチョーキングなど劣化する要素を抑制する成分が含まれているシリコン樹脂塗料になります。 艶もよく、より一層 耐候年数もアップしています。 現在 主流になりつつある材料ではないでしょうか? 当社では現在 メインで使っている塗料になります(2020年現在) 艶も良く、肉もちも良い感じがします。 実際に塗装していても、耐候性は良さそうと思います。 しかし、販売開始されてからの年数がそれほど経っていないので、実績は微妙としか言えないです。 ただ、メーカーや実際に施工している私としてはお勧めだと思います。
フッ素樹脂系塗料
鉄部、外壁部分の材料では現在最高と言える物です。 光沢は非常に良く、その分 価格も随分高いです。 公共事業では使われています。 逆に価格が高いので、戸建て住宅ではあまり使われていません。 またメーカーによってはフッソ樹脂の含有量が極端に少ないのに、フッ素樹脂塗料と明記している物もあって微妙です。。 特徴にも書いたように、価格面でまだまだ問題があります。
その為、あまり使われていないと思います。 また、外壁の場合は、下地の問題もあり、クラックなどが起きやすい下地の場合は、いくら塗料が良くても実際には意味がないのかもしれません。 また問題は、再度塗装する場合、シリコン樹脂に比べると下地の材料が限定されて、その分 価格が高くなるかもしれません。
遮熱塗料(シリコン樹脂系)
一般的な塗料に遮熱をプラスした材料になります。 アクリル、ウレタン、シリコンと各材料の物があります。 上記のような耐候年数を考えて、遮熱をプラスする場合にお勧めです。 遮熱塗料でも、メインはシリコン樹脂系だと思います。 塗装で遮熱の場合は、当然 色の問題、住宅自体の向きや換気の状況もあります。 当社の場合、色の薄い遮熱塗料しかお勧めはいたしません。
光触媒塗料
汚れが付きにくい、汚れを雨の力で流すといわれている材料です。 塗料そのものに光触媒が含まれている材料や、クリヤーの塗料で他の塗装の上に重ねる場合があります。
価格は、高価になります。 他社の施工した物件を確認する事もありますが、感覚的にそこまで効果があるのかは微妙な感じもします。 施工方法によっても変わるのかも知れませんが、苔などが付着する事もあるので、シリコン樹脂系塗料と比べてみても、あまり変わらないような感じもします。 また、フッ素樹脂と同じく、再度 塗装する場合、下地の塗料を変える必要があります。
上記のような事から、当社では現在 ラジカル抑制型シリコン樹脂塗料をメインに使っています。 ただ、他の塗料を全く使わないというわけではありませんので、外壁塗装にかける価格とか、色々な事でお話頂ければ、お勧めの塗料の御相談もできると思っています。
今回は、外壁塗装工事における塗料の種類を少し書いてみました。。 しかし、外壁塗装の場合、上塗りだけでなく、下塗りも色々な種類があります。 塗装する壁の材質、状態によっても変える必要もありますし、お勧めの方法も変わってきます。 この辺りは、お問い合わせいただいたら、実際に現場を確認させていただいて提案させてもらう事も可能です。
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