外壁塗装での付帯部に関して、塗装業者として書かせてもらいます。
外壁塗装、外壁塗り替え工事を行う場合、今では多くの方が相見積もりと言われる、数社の塗装業者などの見積もりを依頼されていると思います。
塗装会社や建設業者、工務店によって見積もりの書き方は統一させていないと思いますので、相見積もりで比較する場合、どうしても価格のみのチェックになりがちかも知れません。
ここでは、塗装業者で良く言われる外壁塗装工事の付帯部に関して少し書かせてもらいます。
そもそも付帯部とは?
ざっくり、非常にザックリと書かせてもらうと、外壁以外の部分という事になります。。
塗装業者の見積もりの書き方にもよるのですが、外壁塗装という書き方もせずに、そもそも工事の価格のみというパターンもあるかも知れません。
しかし、最低でも、外壁部分、それ以外の付帯部として分けている業者が多いのではないでしょうか?
もう少し細かく分けて書かれている場合も当然あると思いますし、当社は出来るだけ細かく書かせて頂き、写真と一緒に提出するし、分からない事はご質問して欲しいというスタンスで見積書を提出させて頂いています。
当社の付帯部という部分の名称に関して以下に書きます。
雨戸
シャッターボックス(シャッター雨戸の場合)
軒天井
破風板
鼻隠し(破風板と一緒に書く場合も・・)
竪樋
横樋
換気フード(最近は、メッキ製は錆びない物も多いです)
水切り
実際は、もっと色々と分けられるとは思いますが、当社の場合は多くは上記のような項目で書かせてもらっています。
これらを付帯部と一式で書いているパターンもあるかも知れません。
付帯部の項目を分ける理由
当社が、外壁塗り替えの見積もり書を提出する場合に付帯部を一式で書かせて頂かないのには少し理由があります。
塗装業者として、やはり形が違う、塗装の仕様が違うという物を一式で書くのは可笑しいと思うからです。
鉄製の部分は、作業的には、ケレン(掃除)、2液エポキシ樹脂錆止め、2液シリコン樹脂上塗り2回塗りという仕様が今では当社のスタンダードにしています。
鼻隠し、破風板に関してじゃモルタル外壁で、外壁部分と同じ材質という場合は、外壁と同じ仕様になるのですが、幅や塗装での時間のかかり具合により、外壁と一緒に掛けない場合はmでの単価を入れさせて頂く場合もあります。
また、今 最も多い窯業系サイディング材の場合は、そもそもサイディングと同じ材質よいう場合もありますので、その場合は、仕様的に、外壁と同じにしたり、2液性のシリコン樹脂にする場合もあります。
これは、材質だけでなく、現在の塗装の仕様の違いもあるからです。
それに、外壁は水性がメインなのですが、紫外線や、雨風が当たる部分である破風板などは2液性のシリコン樹脂の方が耐久性が良いと考えられるからです。
樋に関しても当社は、2液のシリコン樹脂を塗装しますが、錆止めではなく、しっかりと目荒らししてからの塗装という事で塗装仕様が違うという事で分けさせて頂いています。
また、同じ樋でも横樋(軒樋)と竪樋は形状が違い、塗装に掛かる時間も違いますので、分けさせて頂いているという事になります。
付帯部の色に関して
付帯部の色ですが、これは、施主様の意向で決める事は可能ですし、シミュレーション画像でのご提案も可能です。
多くの場合、現在と同じような色にするという事が多いのですが、外壁の塗装色を変更した場合は、樋、破風板などは変更も可能ではあります。
ただ、サッシや、アルミ製の部材は通常は塗装いたしませんので、その部分の色も含めて考える事が必要です。
付帯部の費用に関して
外壁塗装時の付帯部の費用に関してなんですが・・・
付帯部の塗装の多さによっても随分と変わるので、なんとも言えない部分はあります。
少し考えても、先ほども書かせてもらいましたが、外壁面と軒天井、破風板、鼻隠しなどが同じ素材というパターンもありますし、樋に関しては、家の大きさと言いますが、屋根の形状でも随分と長さが変わってきます。。
ですので、外壁塗装の費用と同じく、やはり塗装業者に見積もりを依頼するのが一番だとは思います。
ネット情報の中には、目安的に書かれているサイトなどもあるのですが、それぞれの家の大きさ、形で随分と外壁塗装費用は変わってきますので、安く考えていて、実際には高い高維持費になると、ガッカリする事もあるでしょうし、高く考えていて、安いとなると、手抜きかも?っと心配になる事もあると思います。
やはり、見積もりを数社で比較する時も価格だけでなく、塗装会社の雰囲気とか、実際に塗装作業を行う職人と接する事がある場合は、人となりも考える必要があるかも知れませんね。。
神戸市近隣で外壁塗装、屋根塗装などをお考えの方は、相見積もりでも問題ありませんし、実際には今すぐに外壁塗り替えをお考えでない場合でも問題ありません。
外壁診断士、住宅メンテナンス診断士、そして実際に外壁塗装を35年以上行っている塗装職人の私自身がしっかりとお話させて頂ければと思っています。 何卒、よろしくお願いします。
ちなみに、公式ラインも開設いたしました。 ラインのお問い合わせも可能です。
ラインの場合は、お友達登録のあと、スタンプでも構いませんので、なにかしらのメッセージをお願いいたします。 メッセージを送って頂いた状態になり、初めて、こちらからのご連絡が可能になります。 こちらも、よろしくお願いいたします。