住宅も新築から年月が経つと、外壁塗装にはがれを見つけることがあるでしょう。
外壁塗装のはがれに気づくと、「このまま放っておいて大丈夫だろうか?」と不安に思うかもしれません。
そこで、外壁塗装のはがれの原因や補修について、ご紹介したいと思います。
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外壁塗装のはがれの原因は2点
外壁塗装のはがれの原因は、大きく分けて「経年劣化」「施工不良」の2点です。
経年劣化による外壁塗装のはがれは仕方のないことですが、施工不良によるはがれは、場合によっては業者に無料で補修してもらえる可能性があります。
☆経年劣化
外壁は日々、紫外線や雨風の影響を受けているため、だんだんと塗料が劣化していき、長期間経過することではがれが発生します。
☆施工不良
塗料の耐用年数よりも早くはがれが発生した場合は、業者の施工不良が原因かもしれません。
下地処理が不十分であったり、洗浄が不十分で汚れやカビが残った状態で塗装してしまった、品質の劣る塗料や外壁材に適していない塗料を使用した、塗装方法や塗料の量が適切でなかった、などが考えられます。
外壁塗装のはがれによる悪影響
外壁塗装のはがれは塗装の劣化現象の1つです。
外壁塗装のはがれによる悪影響は、次の2点です。
1.建物の美観が悪くなる
外壁塗装がはがれているのを見たら、多くの人は「古い家」という印象を持つでしょう。
築年数はそれほど経っていないのに、施工不良で塗装がはがれ、自慢の家が「古い家」だと思われてしまうのは悲しいですね。
2.外壁を保護できなくなる
外壁塗装は、外壁材とその内部にある建物自体を守ることが目的で行われています。
その塗装がはがれてしまうと、外壁材が紫外線や雨風をもろに受けてしまい、どんどん劣化してしまいます。
外壁塗装のはがれの補修方法
外壁塗装のはがれをそのままにしておくと、はがれが進行して下地を保護することができなくなります。
外壁塗装にはがれを見つけたら、早めに補修するのがおすすめです。
補修方法には、部分補修と全面塗り替えがあります。
部分補修の場合、DIYもある程度可能ですが、十分な強度を持った塗装ができないため、その場しのぎとなります。
やはり業者に依頼するのが安心でしょう。
外壁塗装のはがれが、施工不良によるものであれば、無料で補修してもらえるはずです。
保証期間や保証対象など、保証書で確認してみましょう。
経年劣化の場合は、塗料の耐用年数を満たしているため、早めに全面塗り替えを検討したほうがいいでしょう。
部分補修をDIYで応急処置する方法
はがれがそれほどひどくなく、とりあえずDIYで応急処置したい場合の方法をご紹介します。
しかし、あくまで応急処置なので、なるべく早く業者への依頼を検討しましょう。
☆モルタル外壁の補修
モルタル外壁の補修でDIYで対応できるのは、幅0.3mm以下のひび割れ(ヘアークラック)の補修です。
ヘアークラックの補修には、セメント粉をスティック状やスプレー状にした補修材を使用するといいでしょう。
まず、補修するヘアークラック部分を水で濡らしてセメントをなじみやすくします。
スティック状は壁面に直角にすり込むように、スプレー状は周りに飛び散らないように養生してから全体に吹き付けます。
スティック状は10~30分後にブラシではみ出た箇所を落とし、スプレー状は施工箇所に水を霧吹きでかけてなじませます。
☆シーリング材の補修
サイディングの目地に施工されているシーリング材もDIYで補修できます。
0.3mm程度のひび割れなら可能です。
まず、サイディングを保護するためシーリングにそって養生テープを貼ります。
つぎに、筆でプライマーを塗って再施工するシーリング材をなじみやすくします。
そして、コーキングガンを使ってシーリング材を充填し、ヘラを使って乾燥する前に表面をならして、養生テープをはがします。
1~2日間ほど十分乾燥させると、上から塗装を施すことができます。
業者による補修の費用と工事期間
業者に補修を依頼する場合の費用は、塗装する面積、外壁材の材質、使用する塗料、付帯工事があるかないかで大きく変わります。
相場としては、部分補修の場合1か所=約1~10万円、塗装代1,700~5,000円/㎡、外壁張替7,000~9,000円/㎡ほどです。
工事期間については、全面塗り替えの場合は7~12日程度、部分補修の場合は半日~2日程度が目安となっています。
ただし、工事期間は塗装時の気温や湿度によっては変動が考えられます。
また、部分補修の箇所が2階にある場合は、足場が必要になるため、費用や工事期間が変わってきます。
定期点検のススメ
外壁材を劣化させないためには、塗装がはがれる前に塗装することが大事なことです。
そのため、定期点検を行うと劣化を放置せず、タイミング良く塗装できるためおすすめです。
塗装のはがれや色あせ、汚れやカビの付着などの劣化症状は気づきやすいですが、屋根の上など目視では確認するのが難しい場所の劣化には気づきにくいものです。
定期点検は、そういった場所の劣化も早期に発見できるためおすすめです。
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