外壁塗装は、新築のころはキレイですが、年月が経つにつれ「色あせ」が目立ち始めます。
外壁塗装の色あせに気づいたら、塗装が劣化を始めていると思いましょう。
そのまま放置していると、建物全体に悪影響を及ぼすため、早めのメンテナンスをおすすめします。
ここでは、外壁塗装の色あせの原因3点についてと、色あせの対策についてご紹介します。
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◆外壁塗装の色あせとは?
外壁塗装の色あせとは、塗料が劣化して色が薄くなってくる状態のことです。
色が薄くなっても見た目が悪いだけだから気にしない、という方もいるかもしれませんが、外壁の色あせは見た目の悪さだけではなく、建物にさまざまな悪影響を及ぼす恐れがあります。
◆外壁塗装の色あせの原因3点について
外壁塗装の色あせの原因は3点考えられます。
1.日光の影響
2.化学変化による影響
3.施工ミスの影響
原因によっては、早めの対処が必要な場合もあるので気をつけましょう。
1.日光の影響
外壁塗装の色あせで最も多い原因は、日光の影響です。
塗料の原子の結合が、日光に含まれる紫外線によって壊されることで色あせが起きます。
この世に存在しているすべての物質は、複数の原子の組み合わせで表されています。
塗料の色を構成している顔料も、原子の組み合わせでさまざまな色を表現しています。
しかし、塗料に紫外線が長く当たると、色の原子のつながりが壊され、原子配列がバラバラになって、本来の色が表現できなくなってしまいます。
外壁は毎日日光を浴びるため、紫外線の影響を避けることはできません。
2.化学変化による影響
外壁塗装の色あせは、化学変化で変質して起こることもあります。
「サビ」は、化学変化による変質の代表的なものです。
金属に酸素と水が当たることで酸化し「サビ」となります。
サビは正確には色あせではありませんが、変質してしまうと色合いが本来のものとは変わってしまい、サビを落としても元の色に戻すことはできません。
3.施工ミスの影響
外壁塗装の色あせが施工後、早い段階で起きた場合は、施工ミスが原因かもしれません。
塗装の際に、下塗りの塗料が完全に乾く前に次の塗料を重ね塗りすると、余分な水分が含まれて劣化が早く進み、色あせが起きてしまいます。
そのほか、古い塗料を使った、塗料を指定の割合よりも薄めて使ったなど、さまざまな施工ミスにより、塗料の劣化が速まってしまいます。
また、部分的に色あせるなど、色あせが不自然な場合は施工ミスの可能性があります。
◆外壁塗装の色あせを防ぐ対策
外壁塗装の色あせを完全に防ぐことはできませんが、対策をとることで色あせしにくくすることはできます。
色あせを防ぐ対策について、ご紹介します。
1.色あせしにくい塗料を選ぶ
塗料にもさまざまな種類があり、種類によって耐用年数が違います。
耐用年数が長い塗料を選ぶことで、色あせしにくくなります。
【塗料の種類と耐用年数】
☆アクリル塗料=耐用年数3~8年
☆ウレタン塗料=耐用年数6~10年
☆シリコン塗料=耐用年数8~15年
☆フッ素塗料=耐用年数12~20年
☆無機塗料=耐用年数10~25年
日本の住宅で多く使われているのはシリコン塗料です。
無機塗料は耐用年数が長く、原料が鉱物のためカビや藻などの有機物に強いので、メンテナンスが少なくて済みます。
しかし性能が良い分、価格が高く施工費用も割高となってしまいます。
色あせしにくい塗料には、ラジカル塗料もあります。
ラジカル塗料は、高耐候酸化チタンと光安定剤を配合して作られていて、耐用年数は8~15年でシリコン塗料と同じですが、チョーキング現象に強く色あせしにくい塗料です。
塗料の劣化により顔料が浮き出ることで粉が出たり色が薄くなるのが、チョーキング現象です。
ラジカル塗料に含まれる高耐候酸化チタンは、顔料が浮き出てしまうのを防ぎ、チョーキング現象を抑えることができます。
ただし、塗料自体が劣化すれば、この効果も低くなるため、耐用年数が過ぎたら再塗装が必要です。
色あせしにくい色の塗料を使うこともおすすめです。
同じ種類の塗料でも、色によって劣化する早さが違います。
色あせの最大の原因である、太陽光を反射する色は色あせしにくいです。
【色あせしにくい色】
白・黒・青・ベーシュ・グレー・ブラウン
白は最も色あせしにくい色といえます。
光を反射しやすく、色あせしてもあまり目立たないからです。
ただし、白は汚れが目立つ色でもあるため、汚れないようにこまめな掃除が必要となります。
青も紫外線を反射しやすく、ほかの色よりも長持ちします。
ベーシュ・グレー・ブラウンは、白っぽい色ですが色味がついているため、汚れも色あせも目立ちにくいです。
外壁塗装では、鮮やかな色よりも落ち着いた色を選ぶと色あせを防ぐ対策となります。
2.定期的なメンテナンス
外壁塗装の状態を保つには、やはり定期的なメンテナンスは欠かせないでしょう。
定期的にメンテナンスを行っていれば、早い段階で色あせやサビなど塗装の劣化に気づくことができます。
ひどい状態になる前に補修することができます。
また、塗料の耐用年数が過ぎたら、外壁塗装の塗り替えを業者と相談しましょう。
塗装の定期的な塗り替えで、建物を長持ちさせることができます。
◆外壁塗装の色あせ対策を計画的に
外壁塗装の色あせは、紫外線の影響による経年劣化が主な原因です。
塗料の種類や色あせしにくい色を選ぶなど、外壁塗装の色あせ対策を計画的に行いましょう。
経年劣化を防ぐことはできないため、定期的なメンテナンスも行いましょう。
メンテナンスを依頼する際には、信用できる業者を選ぶことも大切です。
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