外壁塗装を依頼し、見積もりを確認していると、色々な項目が気になるという方も多いかも知れません。
外壁塗装の見積書というのは、塗装会社によっても項目の書き方も違うために、色々な書き方のせいで、余計に迷っているという方も少ないないかも知れません。
ここであ、外壁塗装の見積もりでの塗り回数に関して、少し書いてみます。
外壁塗装は3回塗り
外壁塗装に関して、今では気になる事をすぐにネットで検索できるようになっているので、当然の話ですが外壁塗装工事に関しても、多くの方がネットで検索されていると思います。
そんな方なら、外壁塗装は3回塗りという事を何度も目にしていると思います。
しかし、この3回塗りって?と塗装職人としての私は思います。
ネットの情報に関しては、外壁塗装の情報に限らず、本当のこともあれば嘘の情報もあるという事があります。
また、外壁塗装に関しては、全くの素人が書いた情報?という場合も非常に多いです。
なにしろ、ネットの記事というのは、誰かが書いた情報を読んで、再度 自分の言葉で書いている情報というのが非常に多く、記事を書くだけの仕事もあるようで、実際には塗装に関して全く知識がなく、塗装の経験もないというような方は誰かが書いた記事を書き写しているというパターンも少なくないです。。
まぁ、当社の記事をそのままブログに載せている塗装会社もあった位ですので、ほんと、信用できない情報も多いです。
また、そのような、ある意味 インチキ記事であっても、SEOの対策がうまいとか、被リンクの数をお金を出して増やしているなどをすれば上位に表示されるので、問題ありだと思います。。
愚痴的な話は、ここまでにします。。(笑)
外壁塗装の塗り回数は3回というのは、間違いではないと思います。
しかし、3回という書き方の場合は、解釈によって微妙な部分もあります。 塗料メーカーの仕様書などを確認してもらえれば分かるのですが、外壁塗装の標準的な塗り回数は3回ですが、1回目が下塗り、2回目が中塗り、3回目が上塗りという事になります。
また、1回目に関しては、現在の外壁に密着させる事が目的の下塗り材になります。 下塗りという書き方だったり、シーラーという書き方もあります。 今では、シーラーの中でも膜厚が期待できるとか、下地の弱い部分を補助する目的でフィーラーという物もある意味下塗りになります。
フィーラーに関しても、今では外壁塗装の主流は微弾性フィーラーと言われる、弾性の効果で細かいひび割れに追従するタイプの下塗り材になります。
その上に、中塗り、上塗りという事になっています。
ひと昔前は、塗装の回数をキッチリと分かるようにという事で、中塗り、上塗りの色を変えるという事が良く言われていましたが、現在 主流になっているシリコン樹脂などは、塗膜がどうしても薄いという事もあり、塗装後に色ムラなどが出ないように中塗り、上塗りは同じ材料を2回塗るのが主流になってきています。
塗装回数が、同じ材料を塗装すると、分かりにくいという話を聞く事もありますが、外壁塗装の塗料に限らず、全ての塗料は乾燥すると、色が変わりますので、写真でも2回目の塗装という事は分かる思います。。
鉄部の塗装の塗り回数
鉄部というのは、一番 目立つ部分で考えると雨戸などではないでしょうか?
これら鉄部の場合も3回塗りが基本と言われています。 ただ、外壁塗装とは違い、鉄部の塗装の場合は、1回目の下塗りでの塗装は、錆止め塗装になります。
当然、外壁の塗装を同じく密着を良くさせるというだけでなく、旧塗膜の錆を抑える効果があります。
錆止め塗装と言いますと、赤色がメインに思われているとは思いますが、それば昔の話で、今では錆止め塗料も色々な色があります。
錆色、赤さび色、グレー、白色、黒色などが一般的な錆止め塗料の色になります。
現在の主流の錆止めは、変性エポキシ樹脂の錆止めになります。 塗膜も硬く、下地の密着も優れている塗料になります。
また、色々な色があるのは、中塗りの効果も期待できるからになります。
雨戸など茶色などを塗装する場合は、下地が何色であっても、上に2回は塗装するので、綺麗に色が出るという事になります。
ただ、上塗りが白色など、薄い色の場合は、やはり白色の錆止め塗料などを塗装する事で、塗装後の色も綺麗に発色する事になります。
特に発色で考えると、黄色や赤色、原色系の色の場合は、下塗りから色を考えて塗装する事がお薦めだと思います。。
特に色の発色によっては、当然 3回塗りでは無理な為に、4回塗りなど場合によっては塗装の塗回数は増えるという事になります。
樋など硬質塩ビの塗回数
樋などの硬質塩ビと言われる部材は、一般的に2回塗りになると思います。
一部、硬質塩ビなどは密着を良くするという事で、密着が期待できるという1液型の下塗り材を勧めている場合もあると思います。。
しかし、それは、上塗りが1液型の塗料の場合だと思います。
実際、各塗料メーカーの見解では、2液性のウレタン樹脂、2液型のシリコン樹脂などは、そろぞれの塗料を2回塗装する事が仕様に書かれています。
逆に、密着が良くなるという事で他社の塗料を間に入れる事で、その部分からの密着が悪くなる事も考えられている
ので、やはり塗料メーカーの仕様書は確認するべきかも知れません。
プレミアムシリコン 2回塗り?
外壁塗装の見積もり時に、エスケー化研の塗料を使われている時に、このプレミアムシリコン 2回塗りという文言が書かれている事で、気になっている方も多いようです。。
Googleの検索でも、この『プレミアムシリコン 2回塗り』が検索されています。
プレミアムシリコンは、エスケー化研の中でもお薦めのラジカル抑制シリコン樹脂塗料になります。
実際、多く使われているのは、このプレミアムシリコンより1ランク下のシリコン樹脂が一般的のようですが、当社がエスケー化研の塗料を使う場合は、このプレミアムシリコンを使って外壁塗装を行います。
んで、この2回塗りですが・・実は正解という事だと思います。
プレミアムシリコンは上塗り材の為、2回塗りが一般的な仕様で、その下に下塗りとしてフィーラーやシーラーの塗装があれば問題ありません。
ただ、外壁塗装の見積もりでプレミアムシリコン 2回塗りという書き方の場合は、下塗りが工程に入っていない場合もあるかも知れませんので、確認するべきだと思います。
外壁塗装 3回塗りが一番?
外壁塗装の塗回数は、3回塗りが一般的です。。。
しかし、下地の状態で3回塗りではダメというパターンもあります。
それは、下地が非常に悪いという場合です。 そのような場合は、下塗りをタップリと塗装して下地を強固にしておかないと、上塗りを塗装する事で、下塗り以前の下地から捲れてしまうという不具合が起きる事もあります。
これは、下地の状態によって塗装仕様が変わるので、なんとも言えませんが、フィーラーの下にシーラーを塗装するとか、そもそもモルタル系のカチオ樹脂フィーラーで下地を強固にする場合もあります。
ただし、4回塗りが必要無いのに、4回塗りを行いますという塗装会社もあるような気もします。。
塗回数が多いほど、良い仕事をしているような書き方をしているパターンもあるのですが、必要な場合は塗回数だけでなく、何を塗装するのか?を確認するべきかも知れません。
塗回数を多くしているように見積もりしておいて、実際は4回塗りしていないという事もあります。
塗回数は基本はメーカーの仕様通りの3回塗りですが、必要な場合は、なぜ必要なのか? 何を塗装するのか?を確認すると良いかも知れません。
外壁塗装の塗り回数に関して書かせてもらいました。
ただ、ある意味、専門的すぎて分かって頂けないかも知れません。。
当社は、何も隠さず本当のことを書かせて頂きますし、お話させて頂きますので、外壁塗装に関して、気になっている、詳しく外壁塗装に関して質問したいなどがある場合は、当社にご連絡お願いいたします。
当然、相見積もりでの調査、見積もり提出も完全無料ですので、まずは御連絡を!
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