外壁塗装を行う上で、塗料も気になる部分ですよね。。
外壁塗装のおすすめ塗料という事で、各社が色々な塗料名でおすすめ塗料といわれるブログの記事、サイトを作成しているようですが、塗装屋の感覚から少し書かせていただきます。
そもそもの話題になるのですが、今では塗料メーカーの数も多くなってきています。
日本の老舗の塗料メーカーである日本ペイント、関西ペイント、大日本塗料の他、今では、色々な機能性を持たせた塗料を販売している塗料メーカーなども出てきていますので、悩まれるとは思います。
また、ネット情報では、サイト運営を行っている会社に関係するというか、常の取引がある塗料メーカーの塗料をおすすめというように記載するのは当たり前の話なので、少しその辺りも書かせてもらいます。
塗料の種類
外壁塗装にお勧めの塗料という事ですが、塗料に関しては、塗料名というよりかは、塗料の材料名で考えたほうが良いかもしれません。
なぜなら、塗料に関していえば、技術面では、それぞれ特化して研究している材料もあるとは思いますが、ある意味 名前の知られている塗料メーカーの場合は、あまり変わらないという感じもしているからです。。
例えば、おすすめ塗料のサイトに書かれているのは、日本ペイントの商品名や、関西ペイントの商品名がメインになっているようですが、国内で最も使われている塗料の外壁塗装のシェアで言えばエスケー塗料が最も多いようです。
実際に各社の外壁に塗装する塗料を塗装した感じでも、どのメーカーの物でも大差ないという感じはしています。 逆に、塗料の価格に差はありますけど。
ですので、塗料名だけでの判断ではなく、塗料の材質に関しても知っておくのが良いかもしれません。
今 外壁塗装でメインに使われている塗料
外壁塗装で今、最も多く使われている材料といいますと、水性の1液塗料で、樹脂的にはシリコン樹脂という事になると思います。
実際、各塗料メーカーが色々な商品名でこのシリコン樹脂の塗料を販売しています。
あと、シリコン樹脂というだけでなく、ラジカル抑制型といわれる、劣化しにくい、チョーキングを起こしにくい塗料というのが、おすすめ度の高い塗料だと思います。
ラジカル抑制型の塗料と言いましても、メーカーのよっては、シリコン樹脂ではなく、ウレタン樹脂タイプの物もあるようですので、おすすめ度で考えるとラジカル抑制型のシリコン樹脂という事になると思います。
対候性重視で考える
ラジカル抑制型のシリコン樹脂塗料であっても、14年から16年の対候性という事になっています。。(実際は塗装する方法、希釈によっても変わりますけど)
ですので、塗装のメンテナンス周期を伸ばしたいのであれば、より対候性の高いフッ素樹脂塗料や、無機塗料を塗装するというのも選択肢にあるとは思います。
ただ、当社の感覚から、フッ素樹脂、無機塗料の対候性はシリコン樹脂よりも非常に長いという事はありますが、外壁塗装の場合、塗装の塗膜の問題だけでは無いというポイントがあります。
窯業系サイディングの外壁の場合、コーキング部分はやはり劣化が早いです。 モルタル外壁の場合は、経年劣化によってクラックが出てきたり、広がる事もあります。。
ですので、塗膜の部分だけの対候性を考えるのではなく、コーキング部分、クラックが入るという事を考えると、やはりメンテナンスは重要という事になります。
コーキング、クラックの修理などのメンテナンスのサイクルは、10年程度という事を考えると、塗膜のみ対候性が高くでも、意味がない部分も出てくるとは思います。
当然の話ですが、対候性の高い材料のほうが価格も高くなります。。 ですので、塗料の価格(塗装の代金)と、メンテナンスの周期を考えると、トータル的には、ラジカル抑制シリコン樹脂での外壁塗装のほうが外壁にとっては良い部分もあるとは思います。。
ただ、今では、フッ素樹脂、無機塗料の塗料もメーカーによっては他社のラジカル抑制シリコン樹脂よりも少し高めという塗料も販売されてきています。
ですので、価格と、外壁のメンテナンス周期を考えてみて、どの塗料での外壁塗装がお勧めなのかを考えるのも良いかもしれません。
対候性の高い塗料の問題
対候性の高いといわれる、フッ素樹脂の塗料、無機塗料には、塗料の価格が高いという以外に、少し知っておく必要がある部分もあります。
それは、次回の塗装作業時に、割高におなる可能性があるという部分です。
フッ素樹脂、無機塗料、それに少し前に流行っていたような光触媒塗料などは、どうしても、次の塗装時に密着が悪い材料になります。
ですので、一般の外壁塗装に使われる下塗り材では密着の問題で剥がれなどが起きると考えていいです。
今では、フッ素樹脂、無機塗料の塗り替え工事も出てきていますので、各メーカーとも、専用の下塗り材を販売しています。
もし、フッ素樹脂や、無機塗料での塗装をお考えの場合は次回の塗装時に、これらの塗料を塗装したという事を伝える法が良いかもしれませんね。。
おさらいとして、外壁塗装のお勧め塗料は、塗料自体の価格、対候性、次回の塗装に関してなど、トータル的にみると、ラジアル抑制シリコン樹脂がお勧めだと思います。
ただし、対候性を上げたい、塗装業者から価格面でも納得できるフッ素樹脂、無機塗料の提案があるという場合は、それらの選択もありだとは思います。
神戸市長田区の今井塗装ですが、神戸市各区の外壁塗装、屋根塗装の対応は行っています。 実際は、明石市、三木市、三田市、芦屋市などの工事も行っておりますので、外壁塗装、屋根塗装が気になってきたという方は、ぜひとも当社にお問い合わせ、ご連絡 お願いいたします。
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