外壁塗装のタッチアップについて、どういうものか、なぜ必要なのか？ということはご存じでしょうか？
ここでは、外壁塗装のタッチアップについてご紹介します。
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外壁塗装のタッチアップとは？
タッチアップとは、外壁塗装の仕上げ塗装が終了した後に、傷や塗り残しが見つかった場合に、部分的な補修塗装をして完成した時に違和感がないように処理することです。
また、外壁材を釘止めした際の釘の頭を隠すために、周りの色と同じ色で塗装することもタッチアップといいます。
タッチアップの必要性
外壁塗装には、塗膜によって紫外線や風雨による影響を緩和して劣化を防ぐ役割があります。
外壁塗装の仕上げ塗装後に傷や塗り残しがあった場合、その部分をタッチアップして補修塗装をしないでいると、そこから劣化が進んでしまいます。
建物が新築の場合は、塗装に傷がついていても、外壁材や内装材などが持つ耐久性でしばらくは大きな不具合は起きないでしょうが、年月が経つとともに塗装に傷がついていた部分から大きな不具合が起きる可能性があるので注意しましょう。
タッチアップの種類と手順
タッチアップの種類には「部分的なタッチアップ」は「釘頭を隠すタッチアップ」があります。
部分的なタッチアップ
外壁の一部に傷や汚れがあり、全体的に塗り替える必要はない場合に行うのが部分的なタッテアップです。
部分的なタッチアップは、既存の塗装の色に合わせて部分的な塗り替えを行うため、工期も短く費用も少なく抑えることができます。
部分的なタッチアップでは、補修した箇所が目立たないようにすることが重要で、すでに塗装されている外壁部分との色合わせや塗膜の厚さを合わせる必要があります。
そのため、タッチアップは外壁塗装業者の技術力が重要になります。
将来的にタッチアップ作業が必要になることもあるでしょうから、外壁塗装を行った際に余った塗料はもらっておくと便利です。
余った塗料で塗り直しをすれば、色が合わないということがないからです。
釘頭を隠すタッチアップ
外壁材や幕板、鼻隠し、破風板、笠木などを釘止めした後に、釘の頭を隠すために周りと同じ色の塗料でタッチアップを行います。
外壁に打ち込まれた釘は、どうしても凹凸ができるため平坦な壁の場合、周りと同じ色でタッチアップしても目立つことがありますが、外壁の表面に凹凸があると釘頭が隠しやすく、タッチアップ塗装がしやすくなります。
タッチアップを行った釘頭の塗装は、他の外壁塗装よりも劣化が早く進みやすいので、釘頭が目立ってきたら再度タッチアップ塗装を行ったほうがいいでしょう。
タッテアップの手順
一般的なタッチアップの手順をご紹介します。
1.塗装面の変色、褐色、チョーキング、汚れ、塗装の浮きやはがれ、タッチアップの範囲、使われている塗料の種類などを確認します。
2.タッチアップを行う部分の汚れを取り除き、適切な下地調整を行います。マスキング養生、床養生などの養生作業が必要であれば行います。
3.タッチアップ用の塗料を準備します。外壁塗装の際に使用した塗料の余りが残っている場合はそれを使用します。塗料がない場合は調色して塗料を作ります。塗料を作る場合は、同グレードの塗料や着色剤を使用する必要があります。色合わせは塗料を乾燥させて、色の状態を確認します。
4.タッチアップの範囲に応じて、ナイロン筆、目地刷毛、ローラー、カップガンなどを使って塗装します。塗装する部位に錆止め、シーラーなどの下塗り作業が必要な場合は塗装前に行う。
◆タッチアップの費用の目安
一般的にタッチアップ塗装は、材料費＋工事費となります。
【タッチアップの費用目安】
・工事期間半日＝10,000～16,000円＋諸経費
・工事期間1日＝20,000～32,000円＋諸経費
※一般的な塗料を使用した場合の目安です。フッ素、無機、石材調、特殊塗料をした場合や高所作業を行う場合は別途費用が発生します。
タッチアップの注意点
外壁塗装のタッチアップを行う際は、補修したことが目立たないようにすることが重要です。
補修跡が目立たないように塗装するには、すでに塗装されている他の外壁部分との色合わせ（調色作業）や塗膜の厚みを合わせるなど、技術力が大きく影響してきます。
そのため、外壁塗装のタッチアップを依頼するなら、経験豊富な職人がいる塗装業者を選ぶようにしましょう。
もし経験の浅い、技術力が乏しい塗装業者に依頼してしまうと、タッチアップの部分が目立ってしまうなど、建物の美観を損ねる仕上がりになってしまう可能性があります。
外壁塗装のタッチアップが必要になった場合、外壁塗装を行った業者がアフターフォローで行ってくれるはずですので、まずは問い合わせてみましょう。
外壁塗装を行った際は、塗料が余っていたらもらって保管しておくと、タッチアップを行う際に使用することができるので便利です。
外壁塗装のタッチアップのメリット
タッチアップが必要な部分は塗装が不十分な状態で、そこから劣化が進み、周りにまでどんどんと悪影響を及ぼします。
ですので、タッチアップを行うことは、見た目を良くするだけではなく、外壁をより長持ちさせることにも繋がります。
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