外壁塗装 安すぎる・・という言葉も多くの方に検索されていますし、私も現場確認、見積提出時にこの外壁塗装が安すぎるという事を聞かれることもあります。
塗装業者として、この外壁塗装が安すぎる問題は、なかなかややこしいと思っています。
そもそもの話ですが、安い、高いという言葉は、なにかしらの基準があっての話になると思います。
ですので、日本国内で購入するなら、メーカーの販売価格が決まっている家電や、食品、車などの場合は、販売しているお店での価格を比較すると、高い、安いというのは、すぐに分かる話です。
メーカーの希望小売価格よりも、すごく価格が安い場合は、当然安いのですが、食品なんかの場合は、消費期限の問題もあるので、その辺りを注意すれば高い、安いはクリアされると思います。
しかし、外壁塗装や、建築関係の価格の高い、安いの場合は、それと同じ考えでいいのでしょうか？
それは、内容が、違う場合が随分とあるから・・だと思います。
ただ、価格で考えると、高い、安いは簡単なんですが、使っている材料の違い、工法、塗り回数、外壁部分のみの価格と付帯部の関係などによっても随分と高い、安いというだけでは比較できないこともあります。
当社の場合でも、お見積り提出後に、お宅は価格が高かったので、他の業者にお願いしました！と言われることもありますし、他の業者よりも極端に安いので信用できないという事を言われることもあります。
まぁ、当然、価格は安いけど、最も信用できるとか、高いけど、お宅にお任せしたいというパターンもあります。
ようするに、比較対象によって高い、安いは変わってくるという事です。（当社の場合、家の大きさ、付帯部の関係はあるけど、㎡単価自体は、そこまで変わっていないのに。。）
しかし、話をややこしくしているのか、高いからダメという事でも、安いからダメという事ではない部分だと思います。
他の会社の見積もり金額よりも高いけど、コーキングは全て打ち換えしているとか、材料は、良い材料と使っているとか、しっかりと塗り回数を行っているとか・・という場合もあります。
また、高い原因が、営業会社の取り分が高く、実際に作業されている価格は、随分と安くなっていて、結果的に手抜き工事をしているという場合もなきにしもあらずです。
また、安い価格と言っても、必要な部分はしっかりと塗装している業者もあれば、安い価格で見積もりを提出して、塗り回数を減らす、錆止めを行わない、塗料をメーカーの希釈よりも薄めて使用するといった会社もあるとは思います。
ですので、結局のところ、ご自信が信用できるという事につきるのではないかな？と思うのです。
見積もりを確認し、キッチリと話しを聞き、それで、その業者が信用できると思われるのであれば、高い、安いだけの問題ではないという事になります。
また、外壁塗装の価格が安すぎる、高すぎるという部分では、材料の問題もあるとは思います。
多くの場合、外壁塗装は、１３～１５年のサイクルのようになっていますが、超高耐久の材料を使って、その年数を長くするという方法もあります。
その場合、サイクルが長くなるから、結果的には安くなるという事もあるでしょう。 しかし、超高耐久の材料と言っても塗装の施工によったり、先ほどの希釈によっては、それだけの耐久性が出ないという事もあります。
ですので、結果的に、信用できるのか、どうか・・・というのが大問題になると思うのです。
また、営業会社さん、営業の方が、いくら良い話をされていても、実際に作業をする方と話しができていない、同じ考えでないという場合もあると思います。
ちなみにですが、当社の場合は、私自身が話をさせていただき、実際に作業をするというスタンスで行っています。 そのため、多くの現場を抱えることはできませんが、まじめに外壁塗装を行うという事を一番に考えています。
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