外壁浮きの原因は色々と考えられます。。 また、ひとくくりに外壁の浮きと言っても、外壁の材質によっても違いはあると思います。
また、外壁浮きと言っても塗装面の浮きという事もありますし、そもそもの外壁自体が浮いてくるという事もあります。
それぞれの原因を考えると、その補修方法についても色々と考えられると思います。
サイディング外壁の浮き
サイディング外壁は、今では工期の短縮という事もあって、戸建て住宅の主流と言っても良いと思います。
このサイディング外壁の浮きに関して、考えられる事を少し書いてみます。
サイディング外壁 そのものの浮き
サイディングは、住宅の外側に付けられているのですが、多くの場合、釘で留められています。
その為、釘の打ち方、また釘が取付っられる部分の木材の関係もあって、自然に弱い部分は浮いてくるという事があります。
ただ、その原因を考えると、やはり、内部からの湿気でサイディング材そのものが反ってくる事で浮くという事が多い気がします。
サイディング外壁は、目地部分のシーリングで一体になっています。 しかし、このシーリングが経年劣化によって早い場合は5年ほどで劣化して、サイディング同士をキッチリと埋めれていない場合も出てきます。
このように目地部分のサイディングの劣化によって、サイディングの裏側に湿気が廻り、反ってくる事でサイディングの浮きが発生します。
また、今では非常に少ないとは思いますが、直貼りと言って、防水シートの上に直接サイディング材が貼られている住宅があります。
2000年頃からは、この直貼りのサイディングは不具合が多い為に、通気工法と言われる方法でサイディングが付けれてている場合が多いのですが、そ以前の住宅で直貼りの住宅の場合は、そもそも湿気がサイディング材の裏側に密着してしまい、サイディングの反りが多くなる場合があります。
このような住宅の場合は、浮きも多発する事が多いです。
塗装を行った場合も、表面に塗膜が出来、その塗膜を内側から湿気が持ち上げてしまい、どうしても、塗膜の浮きも出来やすくなります。
直貼りのサイディング住宅の場合は、根本的に修理、補修を考えるのであれば、外壁材の貼り直しがベストな選択だと思います。
サイディング外壁 塗膜の浮き
サイディング外壁の塗膜の浮きは、先ほども書きましたように直貼りの住宅に多いです。
それ以外のサイディングの塗膜の浮きで考えられるのは、塗装時の下塗り材の問題になります。
そもそも、下塗り材を塗装せずに上塗り材のみという場合は、勿論 密着の力が弱く、浮きが出てきます。
また、しっかりと下塗りの塗装を行っていても、浮きが出る場合の一つの原因は、下地調整が確実に行われていないという事になります。
下地調整としては高圧洗浄作業が一番だと思いますが、高圧洗浄時にキッチリと旧塗膜の劣化している箇所や苔などが綺麗に取り除かれていない状態で塗装してしまうと、浮きが出てくる事もあります。
あとは、ここ最近では、サイディング材のチョーキングなどが極めて少ない場合は、フッ素樹脂や、光触媒の塗装がされている場合もあります。 このような密着の悪い塗装が行われているサイディング材に、一般的な下塗り材を塗装した場合も浮きなどが発生してしまいます。
塗装する材料という問題もありますが、現在の塗装の状態で塗料の選別も必要という事になります。
モルタル外壁の浮き
モルタル外壁の浮きに関しても、その場所によって色々と考えられます。
外壁面のモルタル外壁の浮き
外壁面でモルタル外壁が浮くというのは、一番に考えられるのは、クラック、ひび割れからの雨水の侵入です。
雨水の侵入によって、モルタルの裏側から湿気の力でモルタル外壁そのものが浮くという事も起こります。
このような状態を放置してしまうと、どんどんと浮く部分が増えてきて、最終的にが外壁が落ちてしまうという事もあり、非常に危険ですし、工事代金も大きくなる事があるので、クラック、ひび割れ程度で補修を行うのがベストです。
モルタル外壁 塗膜の浮き
モルタル外壁の塗膜の浮きも、クラックなどからの雨水の侵入もありますが、塗装自体の問題もあります。
サイディング外壁と同じように、下地調整の問題や、塗料の選択ミスなどもあります。
また、モルタル外壁自体が非常に劣化しているのに、膜厚が付くような塗装を行う場合も塗膜の浮きが起きる事が多いです。
劣化が激しい場合は、モルタル外壁自体の補修が必要になります。
例えば、手で触って、外壁表面がボロボロ落ちるような状態の場合は、しっかりと下地を作る事から塗装を始めないと、結果的には塗装した塗膜が浮くという事になります。
激安、格安の外壁塗装業者などは、この下地に関して適当な場合も多く、塗装したすぐに剥がれ、捲れ、浮きなどが起きるというのは、知識不足と、手抜きが原因という場合もあります。
ただ、工事価格を安くするという事は最終的に、手抜きになりがちですので、価格のみの比較は非常に危険な気もします。
軒天井部分の浮き
軒天井の浮きに関しては、原因の多くが雨水の侵入です。
軒天井は、板状の物の場合は、雨水の侵入があるとカビなどが発生している場合も多いです。
また、軒天井に関しては、塗料を選ぶ場合も一般の外壁塗装と同じ塗料では、浮き、剥がれが起きる事が非常に多いです。
透湿性の高い、湿気を脱がすタイプの塗料を選択するのが正解です。
ベランダの下や、マンション、ハイツの通路部分の裏側の天井が浮いてくるのは、その多くが防水の不具合だと思います。
防水がしっかりとしていない事が原因で雨水が浸透し、天井部分に浮きが出てきます。
このような場合は、浮いている部分を撤去し、下地の補修作業が必要になります。 またモルタルの塊が落ちるという事になったりしますので、早めに補修、修理を行うのがベストだと思います。
神戸市近隣で外壁の浮き、サイデイングの浮きが気になるという方は、ぜひともご連絡お願いいたします。
公式ラインやメールで画像を送って頂ければ、ご相談に乗る事も可能です。
早めに補修を行う方がベストな場合もありますので、浮き部分が気になるという方は、ぜひとも、ご連絡お願いいたします。
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