家の塗装箇所についての話題です。
家の塗装となると、外壁塗装、屋根塗装、雨戸など付帯物に塗装というのが通常のパターンだと思います。 当社の外壁塗装としましても、これらの箇所の塗装という事になっています。
しかし、施主様との話で、家の基礎部分（土台部分）の塗装に関して、話が出る事があるので、少し書いてみます。
多くの住宅は、新築時の時に基礎部分の塗装がされていません。 家の一番 下になる部分は、セメント色で、コンクリートむき出しというのが普通の状態になっています。
この部分は、家を支えている最も重要な部分のように感じられますし、塗装をして保護した方が良いのでは？と思われている方も多いかもしれません。
しかし、多くの塗装業者（当社も含んで）、基礎部分、土台部分の塗装は行わないというのが通常のように感じます。。
それは、この基礎部分は、最も湿気を帯びやすく、塗装を行う事で、基礎部分に膜を作ってしまい、塗装直後は綺麗な状態になっていますが、年数を重ねていくと、塗膜の捲れ、剥がれが起きやすい部分になってきます。 ですので、外壁塗装のサイクルである１０年～１５年という期間を待たずに、塗装した場合の基礎部分はより汚く見える事が多くなるからです。※記事 最終に回避方法も書いてます。
※一番の下のグレーの部分が基礎・土台です。
住宅の建っている場所、向きによって、基礎部分も苔などが大量に付着している場合があるので、外壁の高圧洗浄時に、綺麗に高圧洗浄をする事はあります。 しかし、先ほどの理由で塗装をしないのが一般的のように思います。。
しかし、基礎部分・土台部分は全く塗装しないのか？と言いますと、少し微妙になってしまいます。
新築時は塗装していない場所ですが、その後の外壁塗装工事の時に塗装をしている場合は、再塗装を行う事が良くあります。 外壁などを塗装した後でも、この部分が汚いままだと、綺麗に仕上がったようになりませんので、塗装を行う事になります。。
これは少し難しい問題ですが、そもそも基礎部分は湿気を外に逃がす塗装を行わなければいけないので、塗装する場合は、基礎部分に使える塗料での塗装が正解です。
しかし、そのような材料は、通常 あまり使われないので、外壁塗装業者によっては、一般の外壁と同じような材料で塗装しているという事も多いです。 これが、先ほども書いたように、あとから捲れる原因になっているんです。
ですので、もし、外壁塗装と一緒に基礎部分の塗装を行いたいというのであれば、専門の材料を使うようにしなければいけません。
当社の見積もり時には、基礎部分の塗装が必要な場合は、前もっておっしゃっていただければ、専用の材料を使って、塗装する事も可能です。
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