外壁塗装の中でも掻き落とし外壁、リシン外壁と言われる外壁の塗り替えに関して思うところを書かせてもらいます。。
掻き落とし外壁、リシン外壁というと、今ではすでに非常に少ないタイプの外壁になると思います。
年数で言いますと、４０年前から３０年前には一般的だった外壁という事になります。
そもそも、掻き落とし外壁と言われる外壁は、モルタルで壁を作る時に、モルタルが完全に乾かない状態をガリガリと剣山のような物で表面を荒らして、全く平滑でツルツルの外壁ではなく、模様を付けるという外壁の作り方になります。
リシン外壁というのは、モルタル外壁の上に、寒水と言われる砂粒と塗料を一緒に吹き付けて模様を作っている外壁という事になります。
これらの外壁は、さっきも書きましたが、今ではあまり見かけないほど古い仕様の外壁という事になります。 当然、純和風の家であえて、リシン外壁にするという場合はいまでもありますが、掻き落とし外壁はほぼ無いような気がします。
このような外壁の場合、表面の劣化が実は早く、クラックなどが多数入っているというパターンも多いです。
そもそもが今の主流が合成樹脂塗料で、外壁に膜を作るという考えですが、これらの外壁は、どうしても塗膜という事ではないので、水分を含みやすいという事で劣化も早いのだと思います。
私が塗装業を始めた３０年以上前ですが、掻き落とし外壁やリリン外壁の塗り替えを行うという事が実は多かったです。
そのまま塗装すると、どうしても味気ないツルツルの外壁になる為に、アクリルタイルと言われる、塗料を吹き付けて模様を付けるという事が主流でした。
ただ、吹き付けの中でも非常に音も大きいですし、今では飛散の問題も多い為に、掻き落とし外壁やリシン外壁を塗り替える場合は、多孔質もマスチックローラーを使って、模様を付けるというのが当社がメインで作業を行っている神戸辺りでは主流になっています。
ただ、一番 注意して欲しいポイントは、掻き落とし外壁やリシン外壁の場合、塗り替えを行うタイミングの多くは壁自体が弱く、脆くっている事が多いです。
その為、最初の工程として、その弱くなっている外壁面を強く、固めるという事が必要になります。
浸透性の高い下塗り材で外壁面を固めたり、カチオン樹脂モルタル系の材料で外壁面を塗装出来る面にしてからの塗装という事になります。
当然ですが、通常の塗り替えよりも工程数が増える為に、作業代金もアップしてしまいます。。
しかし、この工程を行わない事で、後々で塗膜の膨れ、捲れなどが起きる事は非常に多いです。 ですので、掻き落とし外壁や、リシン外壁の塗り替えを考えた場合は、工事価格が安いというだけで工事業者を選ぶのは少し危険だと思います。
シッカリと、外壁の状態を確認できて、それにあった塗装仕様での施工が可能な塗装業者を選ぶというのが重要だと思います。
後々、後悔しない為にも。。
神戸市近隣で書き落とし外壁、リシン外壁の塗り替えをお考えの場合は、ご相談だけでも結構ですので、まずは当社にご連絡お願いいたします。
現在の状態をキッチリと確認させて頂き、適切な塗装仕様をご提案させて頂ければと思います。
ちなみに、公式ラインも開設いたしました。 ラインのお問い合わせも可能です。
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