急勾配の屋根を塗装工事するには・・
最近の住宅には、屋根裏収納やロフトがあるパターンも多くなってきているせいで屋根の勾配が急になるという事が多くなってきています。
急勾配の屋根の場合、上にも書いたように屋根裏収納があったり、ロフトなど屋根裏部屋を作る事が出来るので、その分 部屋数が増える、居住スペースが増えるという事があります。
まぁ、屋根裏部屋は、直接的に屋根の熱を受けるので、暑いというデメリットはあるのですが、その分、屋根裏収納という事であれば、空間を屋根と居住スペースの間に取る事で夏の暑さを少しは軽減できるという事になります。。
急勾配の屋根の家についてのメリットは今、書かせて頂いた事などがあるのですが、メンテナンス的にはどうでしょうか?
外壁塗装、屋根塗装の面から考えると、急勾配の屋根になると雨漏りのリスクは軽減されます。 通常、今の住宅の建て方で考えると、屋根はコロニアルやカラーベストなどの化粧スレートや、セメント瓦と言われる物、それに鋼板(ガルバニュウム鋼板)などが使われている事が多いのですが、当然ながら急勾配の住宅の場合、洋風な建て方になるので、通常の粘度瓦は使われている事は無いと思います。
まぁ、どの屋根材と使ったとしても、屋根材の下には、ルーフィング材と言われる防水性を高めるシートが使われています。
ですので、屋根材が割れたとしても、すぐに雨漏りがするというのは、ある意味 欠陥や、手抜きのパターンになりますが、通常 ルーフィング材によって雨の侵入は防がれています。
急勾配の屋根の場合は、もし雨水が浸入してきても、勾配がキツイと流れ落ちる事が多くなるので、雨漏りのリスクは少ないという事になります。
しかし、屋根塗装のメンテナンスで考えると、通常の屋根とは違い塗装をする場合に、外壁部分だけでなく、屋根にも足場が必要になります。
通常の屋根の勾配の場合は、屋根に直接立って作業をする事も可能なのですが、風化している急勾配の屋根の場合は、いくらスリップしにくい靴を履こうが滑ってしまって作業が出来ないという事になります。 その為に屋根足場が必要になってきます。
下から見ていると立てるのでは?と思われるかも知れませんが、屋根塗装の場合は、片手に材料、片手にローラーなど道具を持って屋根に立っている状態の為、やはり足場がないと作業が出来ないという事になります。
また、通常の勾配の屋根の場合は、ローラーで塗装していると材料は、さほど流れるという事はありません。(通常の職人が作業する場合)
しかし、急勾配の屋根の場合は、雨水が綺麗に流れるのと同じで、材料も一瞬にして流れる事もあります。 そんな材料の上に乗ってしまったら、確実に滑って落ちて大けがのパターンになります。
また、外壁塗装もですが、屋根塗装で最も重要な作業と言われる高圧洗浄の下地処理の場合、あまり分からないとは思いますが、苔や風化した旧塗膜で非常に滑りやすい状態になっています。 それらを綺麗に洗浄するわけですから、洗いはじめはとても滑るし危険なんです。
このような事があるので、急勾配の屋根の場合は、屋根足場が必要という事になります。
たまに、急勾配の屋根でも足場無しで・・・という業者もあるかも知れませんが、先ほども書いたように、危険というだけでなく、綺麗に下地処理もできないし、綺麗に塗装する事も出来ませんので、やはりデメリットが大きいと思います。
折角、屋根塗装をするのに、キッチリとした作業が出来ない状態だと、耐候性も良くありませんし、すぐに剥がれ、捲れに原因になってしまいます。。
最後にまとめますが、急勾配の屋根(6寸以上)の場合は、屋根塗装の時に屋根足場が必要という事で、作業代金は若干 高くなってしまう可能性があります。
しかし、この部分をしっかりしていないと、キッチリした作業が出来ないので、後から後悔する事になってしまいます。。。(泣)
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