木部の塗装の種類に関して書いてみます。
木部といいますと、室内、室外と色々な部分に使われていますが、今では室内部分の木部はあまり使われていない家が多いとは思います。 もちろん、注文住宅でキッチリと作られている家の場合は木部を多用している家もありますけど。
今回は、あくまで室外での木部に関して少し書ければと思います。
外部で使われる木の部分
外壁塗装工事と一緒に家の外部分に使われている木部に関しますと。。
玄関ドア、破風板、鼻隠し、窓枠(今はほぼ少ないです)、手すり、面格子、和風建築では軒、ウッドデッキなど
家が建てられている地域によっては、木部を外部に使う事が消防関係でなかなか難しいという事もあって、今ではだんだんと少ない感じもします。
ただ、外壁塗装時に考えますと、モルタル部分の塗装よりも、この木部や鉄部は劣化が早く、塗料メーカーの対候性で確認しても5~6年でのメンテナンスがベストとされています。
木 塗装の種類
木の部分という書き方をしますが、現在の状態や、そもそもの状態で塗料も非常に違いが多いと思います。
和風の建築で使われている木部に関しては、木目を生かした塗装が標準だと思います。
木目を生かした塗装の場合は、新築時は、オイルステインと言って、木を染める(色を付ける)工程を行って、そもそもを保護する目的でクリア塗料、ニスなどを塗装しています。
あと、木部の塗装しては、完全の木目をなくして、塗料を塗装するパターンもあります。 この場合は、下地処理を行ってから、通常のペンキといわれる樹脂を塗装するという事になります。
ウッドデッキや木でできた柵にかんしては、木部保護塗料といわれる、着色ステインを塗装している事が多いです。 この木部保護塗料は、塗装して時間が経過していないときは、撥水効果もありますが、むしろ防虫効果を期待して塗装するものになります。
どちらの木部の塗装方法であっても、外壁部分よりもやはり劣化が早いという事が問題になってきます。
その為、木部に関しては、早めのメンテナンスがベストになります。
木部塗装の注意ポイント
木部の塗装は、種類が現在の状態によって、塗料の選別の問題もあるし、下地処理の方法もあり、なかなか難しい事が多いです。
よく、玄関の木製ドアとか、和風建築の軒部分の木部などの塗装で、現在よりも明るい色にしてほしいという事をお聞きしますが、完全に現在の塗料(ステイン)を除去し、脱色を行わないと非常に難しいという事になります。 できない事はありませんが、作業工程も多くなり、また作業代金も高くなるというパターンも多いです。
あと、合成樹脂製のクリア、ニスなどを塗装している場合は、ステインを上から塗装しても色は着きません。 オイルステインや、木部保護塗料に関しては木部に浸透する塗料になるため、塗膜のある塗装の上には無理という事になります。
なかなか判断が難しいという感じです。。
DIYで木部の塗装をお考えの方で、結局 何を塗装すれば?と悩まれている方は、ご連絡、お問い合わせ頂ければ、ご説明する事も可能だと思いますので、宜しくお願いいたします。
木の塗り替えについて
当記事で書かせてもらったように、木に関しては塗料の選別は難しいと思います。
また、外壁塗装時の場合は、当然 10年以上経過していることが多く、木部にお関しては、すでに劣化しきっているパターンも多いです。
木目を完全に消している合成樹脂塗料などで塗装されている部分に関しても、木部が出ている可能性もあると思います。 そのような場合は、木部に浸透させて少しでも上塗りの密着度をあげる木部下塗り塗料を塗装してからの塗装がベストだったりします。
当然、現在の剥がれているような塗料はできるだけ剝がすのがベストです。
また、ウッドデッキや、木部の柵に関して、当社がご依頼を受けて確認してみると、以前に水性の塗料や油性の塗料で塗装してしまっているという事もよくあります。
ご自信でDIYで塗装しているパターンは分かりますが、前回の外壁塗装時に塗装業者が塗装してしまっているという事もあります。
このような場合は、木部保護塗料といわれるものを塗装しても浸透せずに、表面に溜まってしまって、なかなか乾燥しないという事もあります。
一般の塗料を塗装する方が価格的にも安いですし、その部分だけ木部保護塗料を使うのも面倒という事なのかもしれませんが、やはり、その部分にあった塗料と使うというのは重要だと思います。
ウッドデッキなどに合成樹脂系の塗料を塗装する事で、余計に腐りやすくなる事もあります。
塗料の膜と木部の間に水がいつまでもあり、その水によって腐るという事になります。 ですので、。場所にあった塗料というのが重要かもしれませんね。
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