モルタル外壁のメンテナンスに関して、注目ポイントを書いてみます。。
外壁塗装と言いましても、戸建て住宅であっっても、外壁面の下地は色々です。 神戸市近隣の戸建住宅で考えますと今では窯業系サイディング材を使った外壁の家が多くなってきていますが、モルタル外壁の戸建住宅は、昔から考えると一般的で、2回目、3回目の外壁塗装をお考えの方の住宅の場合は、モルタル外壁のパターンが多いと思います。
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◆モルタル外壁とは?
モルタル外壁とは、セメントや砂、水を練り合わせたものを塗り重ねた壁のことです。
見た目の美しさや耐久性の高さ、仕上げ方法によるデザイン性の高さなどが優れていますが、原材料の観点からひび割れを起こしやすく、劣化を放置していると、あっという間に状態が悪化してしまうというデメリットがあります。
モルタル外壁は燃えにくかったり、強度が高いなど多くのメリットがあるため、関東大震災で東京都心部が焼野原になった後、復興の際に採用され始めました。
その後、全国的にモルタル外壁が普及し、1990年ころまでは外壁の主流はモルタルでした。
一軒ずつ、丁寧に職人が塗っていくモルタル外壁は、模様やパターンを自由に描くことができるため、同じ仕上がりの住宅は一見もなく、職人の技術力がはっきり現れます。
デザイン性の高さや仕上がりの美しさで人気があるモルタル外壁ですが、その分、工程が複雑であったり、工期が長い、コストがかかる、仕上がりに差が出るなどの問題から、最近ではサイディングの外壁が主流となっています。
◆モルタル外壁のメンテナンス方法
☆汚れやコケ、藻、カビの発生をチェック
モルタル外壁は、表面がザラザラして凹凸面が多いため、汚れやすくなっています。
その汚れを栄養源として、コケ、藻、カビが発生しやすくなってしまいます。
コケや藻、カビが発生すると菌糸や根がモルタルに食い込んで、洗っても汚れが落ちにくくなってしまいます。
コケや藻、カビを発見したら、早めにブラシなどで優しくこすって落としましょう。
☆ひび割れができていないかをチェック
モルタルは施工後、乾燥を続けるため、硬化していく際に収縮が起こります。
これが原因で、ひび割れが発生します。
まら、モルタルは性質上、気温によって膨張・収縮を繰り返しています。
こういったこともひび割れの原因となっています。
最近では、モルタルに添加剤や下地にメッシュを入れることによって、ひび割れが以前より防げるようになりましたが、完全に防ぐことは無理です。
モルタル外壁のひび割れは、幅によって対処が必要になってくるので、よくチェックしておきましょう。
☆色あせ、チョーキング現象(白亜化)の発生をチェック
新築の時と比べて、色あせしていないかチェックしましょう。色あせが発生していたら塗膜が傷んできているので外壁塗装の検討をおすすめします。
また、チョーキング現象(白亜化)が発生している場合は、色あせよりも塗装が劣化してきているので塗り替えの時期といえます。
チョーキング現象とは、外壁に触った際に手に白っぽい粉が付く状態のことです。
チョーキング現象が起こっている場合、塗膜が剥がれて防水性が低下している状態なので、早めの塗り替えがおすすめです。
☆塗膜の浮き、膨れ、剥がれの発生をチェック
リシンやスタッコなどの吹き付け塗装が、モルタル外壁にひび割れなどが起きていると、そこから水分が浸み込んで湿気を含んだ空気が塗膜を押し上げて、塗膜が浮いてしまったり膨れてしまったり、剥がれてしまうことがあります。
塗膜の浮きや膨れを放置しておくと、壁全体に広がってしまうこともあり、そうなると再度、吹き付け塗装でリシンやスタッコを作り上げていくことになります。
☆ひび割れの幅や長さの変化をチェック
モルタル外壁にひび割れがある場合、幅や長さが変化していないか、よくチェックしておきましょう。
ひび割れの幅が0.3mm未満のヘアークラックの場合は経過観察で大丈夫ですが、ヘアークラックが進行して構造クラックになってしまうことも十分あり得ます。
ひび割れを発見したら、幅や長さをカメラなどで記録しておき、季節ごとに点検するのがおすすめです。
また、地震や強風の後にもひび割れが拡大していないか、確認しましょう。
☆雨垂れの発生をチェック
雨垂れは水洗いで落とせそうな感じがしますが、土埃や花粉など自然の汚れや、排気ガスなどの化学物質による汚れなので、簡単に落とすことができません。
雨垂れが発生していたら、外壁の塗り替えを検討しましょう。
再塗装することで、見た目が美しくなります。
◆モルタル外壁の塗装費用の目安
モルタル外壁の塗装費用は、依頼する業者によって価格が異なりますが、150~170㎡の外壁で80万円前後が目安です。
外壁の面積が広い場合はさらに費用がかかります。
外壁にひび割れなどがあって補修工事が必要な場合は、さらに10~20万円かかります。
また、塗装方法によっては費用が高くなる場合もあります。
既存の仕上げ材の上から塗装する場合より、既存の仕上げ材を取り除いてから再塗装する場合のほうが、作業工程や施工にかかる日数が増えるため、費用も高くなります。
さらに、塗料や下地材のランクが高いものを使用すると、費用も高くなります。
しかし、ランクが高い塗料や下地材は、耐久性や性能が優れているので、費用対効果は十分で、長い目で見れば安価ともいえます。
モルタル外壁のメンテナンス、モルタル外壁に関して少し書いてみました。。
モルタル外壁と言いましても、表面の塗装の仕方(パターン)によって、見え方は色々です。 また、それらによっって外壁塗装時の仕様も変わってきたりする事もあるので、やはり外壁塗装が気になるという方は、まずは専門業者に確認してもらうというのが、最もお勧めだと思います。
神戸市近隣でモルタル外壁をはじめ、窯業系サイディングの外壁など塗装に関するお悩みがある方は、まずは当社のお問い合わせフォームからご連絡お願いいたします。
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