窯業系サイディングの外壁材は、今では外壁の主流と言っても良いかも知れません。
当社でも、戸建て住宅の場合、今まで普通だったモルタル外壁よりも、この窯業系サイディング材の外壁の住宅塗装が増えてきています。。 と言いますか、主流になりつつあるように思います。
窯業系サイディング材の外壁塗装の場合は、当ブログでも何度か書かせてもらっていますが、重要なのは、目地やサッシ廻りのシーリングという話題になります。
サイディング自体は、どんどんとメーカーも技術を上げてきている為に、非常に高耐久の物が増えてきています。 しかし、建築現場で絶対に行わなければいけない目地部分のシーリング工事は、シーリング材の問題や、施工する職人の腕による物もあって、劣化が早い場合も少なからずあります。
その為に、外壁塗装というよりかは、目地のシーリングの打替えが最も重要になってくるという感じです。
そこで、最近の外壁塗装で考えると、問題になってくる事があります。
それは、難付着の高耐久窯業系サイディング材です。 窯業系サイディング材の塗装仕様としましては、外壁塗料を密着させる為に下塗りを最初に塗装するのですが、モルタル外壁やALC外壁の場合は、弾性系の塗料(微弾性塗料)が一般的なのですが、サイディング材の場合は、密着性を重視するような、下塗り材(シーラー)の塗装という事になります。。
ただ、最初に書いたように高耐久でフッ素樹脂などが部材自体に塗装されている難付着の窯業系サイディングの場合は、専用の下塗り材を塗装する事が必要になってきます。
一般の下塗り材で塗装すると、付着性が悪いので、後から捲れ、剥がれが多発します。
しかも、下塗り材ですので、上から塗装した上塗りごと、全てが取れてしまうという問題が起きます。。。
窯業系サイディングの進化によって、逆に高耐久という事で塗装されている塗料がグレードアップしている為に、外壁塗り替えの場合は注意が必要という事になります。
高耐久の窯業系サイディング材が使われだしたのが、20年ほど前からになるので、丁度 今のタイミングで難付着の窯業系サイディング材の塗り替えが増えつつあります。
塗装業者によっては、サイディングの場合は、決められた一般的な下塗り材で問題ないのでは?と考えている業者もあるようで、塗料メーカーの営業の方に話をお聞きすると、難付着サイディング材のクリーム(剥がれ、捲れ)も多くなってきているようです。
ただ、普通に見ていると、一般の窯業系サイディングなのか、難付着のサイディングなのかが判別しにくい事があります。
一般的に外壁を触って手に白い粉が付くチョーキングというのが外壁塗装の目安と言われていますが難付着サイディングの場合は、チョーキングが起きにくいという事があります。
後、テストとして、ラッカーシンナーなどの強溶剤で拭いてみて、塗膜が剥がれるのか?という事も必要になってきます。。
窯業系サイディングの塗装も、しっかりと下地の状態をチェックしての塗装が重要となってきています。
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