軒。。
軒とは、そもそも一戸建ての場合は屋根が出っ張っていて、傘になっている部分という事になります。
軒がほとんど出ていない家もあるのはありますが、多くの家の場合は、30㎝程度 軒が出ている家が多いです。 建築的に考えると軒天、軒天井という事になります。
一戸建ての場合は、ベランダの軒などもあります。 ベランダの下が大きい場合は、軒天井も非常に大きくなります。
あと、戸建て住宅以外で考えると、マンションやハイツ、アパートの場合は、多くの場合、通路部分が軒になるパターンもあります。 上の階の通路の裏が軒という感じです。 それと、外階段の場合は、階段の裏も軒という事になります。
戸建て住宅の場合は、軒に関して言いますと、直接的に雨風が当たるという事が少ない為に、エマルジョンペイントなど、通常 今では外壁に使わない材料で塗装するというパターンも多いです。
これは、当然 家の建て方にもよるのですが、雨漏りなどがあった場合に、少しでも透湿性の良い材料を使う事で、膨れ、剥がれ、捲れなどを防ぐという目的の為に、一般外壁部分に使う弾性系の材料や、膜が強靭なシリコン樹脂、ウレタン樹脂を使わないという事になります。
当社の場合は、エマルションペイントよりも、防藻、防カビが期待できるNAD塗料と言われる材料をメインに軒塗装では使っています。
塗装で考えると、軒天井部分、壁部分と材料を変えるのは面倒という事もありますが、先ほど書いたように透湿性の良い材料を使う事で、のちのちの剥がれ、捲れなどを防ぐという事が考えられます。。
実は、戸建て住宅でも、マンション、ハイツなどの現場調査をしていましても、外壁と同じ材料で、しかも同じ色で塗装されている場合も実は多いです。
当然ながら、少しでも雨漏りなどがある場合は、風船状に塗膜が膨れている場合もありますし、酷いカビが生えている場合もあります。
軒天井は、雨風に当たりにくいので、外壁面よりも汚れにくいのですが、間違った材料と使う事で、カビなどが発生したり、膨れてきたり、剥がれてきたりする場合も多いので、材料選定は重要になってきます。
また、軒天井の色に関しては、当然ながら施主様の好みもありますが、そこまでキッチリとした思いが無いのであれば、出来るだけ白に近い色を選ぶのがベストだと思います。 薄いグレーやクリーム色でも構わないと思いますは、色を濃くしてしまうと、非常に圧迫感のある状態になります。
軒天井が、高い状態の場合は、さほど気にならないという方もいらっしゃるかもしれませんが、通常の場合、天井部分が暗くなると、全体が薄暗く感じる事が多いです。
これは、掘り込み車庫や、2階のベランダの裏部分なんかでもそのパターンになります。
このように、塗装する場所、部位によって、材料の選定、色の提案なども重要になってくると思います。
また、少し話が戻りますが、マンションやハイツの階段部分の裏側の軒などは、通常 新築時は、アクリルリシンと言われるような砂目の材料が多いです。 これも先ほどから書いているように透湿性の高い材料になります。
しかし塗り替え時に、膜を作るような微弾性フィーラーと使ったり、今ではあまり使われないのですが、単層弾性を使う塗装業者さんも今だに多いです。
階段部分がしっかりと防水施工されていたり、長尺シートが貼られている場合(劣化によって微妙ですが。。)は、まだましなのですが、特に防水が行われていない物件でも間違った材料を使う事で、見た目もですが、その部分から爆裂など多くの問題が出てくる場合もありますので、注意が必要かもしれませんね。。
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