プレミアムシリコンはエスケー化研の外壁用塗料になります。 エスケー化研の外壁用上塗り材の中でもメーカーが力を入れている材料と思われます。。
当社では、プレミアムシリコンが発売されてすぐに、メーカーの担当者の方と話をし、そのお薦めポイントなどを確認した上で、すぐに当社の外壁塗装工事で使う外壁塗料のメインの商品として使わせて頂いています。
2015年がプレミアムシリコンの販売開始という事になっていますので、すでに7年は経っている事になります。
どのメーカーの材料であっても、販売開始までには、長期にわたって開発が行われている訳で、すでに開発から考えると、随分と時間が経っていると考えられますので、一部の塗装会社や、外壁塗装一括見積サイト(塗装をメインにしていない人が記事を書いている事が多いのでは?)に書かれているような実績が少ないというのは疑問もあります。
ここでは、当社がメインに使っているプレミアムシリコン(エスケー化研)について外壁塗装をお考えの方が気になっているポイントについて書いてみます。
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プレミアムシリコンのデメリット
プレミアムシリコンでの外壁塗装を考えている方が実際にネットで検索されているのでは?と思われるのがプレミアムシリコンのデメリットではないでしょうか?
最初に書かせて頂いた内容の繰り返しになるかも知れませんが、プレミアムシリコンのおデメリットとして書かれているうのが、実績が少ないという事です。
発売開始からの年数とか書かれていますが、それを言えば、他社メーカーの材料に関しても、塗装の実績とか販売開始の年月を考えると、長い物はアクリル樹脂とかウレタン樹脂になると思います。。
しかし、耐候性などを考えると、すでに今ではアクリル樹脂、ウレタン樹脂は少し昔の材料という事で、だんだんの使用量は少なくなってきているように思います。
あくまで改修工事、外壁塗り替え工事の話です。 実際には新築工事などではアクリル樹脂もまだ使われていると言えると思います。。
あとは、デメリットとしての艶の問題もよく書かれています。
この部分に関しましても、メーカーの規定量の希釈、そでだけの塗膜を付けると、アクリル樹脂であっても、ウレタン樹脂であっても艶は出ます。 ですので、艶が凄いというのは、少し微妙な話だと思います。
ようするに、劣化、汚れが気になりにくいので長期間 艶が気になるという話ではないでしょうか?
しかし、この部分もデメリットとして書かれているのは少し不思議な話になります。 それは、プレミアムシリコンに関しても、3分艶、5分艶、7分艶と艶の変えて製造する事が可能だからです。
当社の場合も和風建築の外壁塗装で、あまり艶が出て欲しくないという施主様の意向がある場合は、艶を落としてメーカーに注文します。
ですので、艶に関してのデメリットも無いと考えて良いのではないでしょうか。
プレミアムシリコンはラジカル抑制塗料
プレミマムシリコンは、ラジカル抑制塗料という種類の塗料になります。
そもそもラジカル抑制塗料というと、塗料の成分である酸化チタンですが、通常の塗料と違い、ラジカル抑制型塗料の場合は、その酸化チタンを安定化した酸化チタンが使われているという事になります。
まぁ、簡単に書けば、塗装の塗り替えサインと言われるチョーキング現象を起こしにくいという事になります。 その事で顔料が原因になる塗料の耐候性の劣化を防ぐという事になります。
ただ、酸化チタンと言われる顔料は白色系の顔料に含まれます。 その為、濃い色になると酸化チタンを使う量も少なくなるので、ラジカル抑制塗料としてのメリットが少なくなると思います。
白色系の塗料を使われるのであれば、耐候性を考えて、このラジカル抑制塗料を使うとメリットが多いという事です。
あと、プレミアムシリコンはラジカル抑制塗料ですが、他のメーカーでの同じようなラジカル抑制塗料が販売されています。 良く聞くのが日本ペイントさんのパーフェクトトップになります。 ちなみに、シリコン樹脂という話はよく出ていますが、パーフェクトトップの場合はラジカル抑制塗料ではありますが、アクリル樹脂になっています。
その為、現在の主流になりつつあるシリコン樹脂にラジカル抑制の機能が付いているという事で、このエスケー化研のラジカル抑制塗料であるプレミアムシリコンが最もお薦めかも知れません。。
まぁ、ちなみにですが、他社メーカーも販売されていますが、当社の場合、価格面も考えてプレミアムシリコンがお薦めでは?と思っています。
プレミアムシリコンは、耐候性が問題
プレミアムシリコンはメーカーの仕様説明のページにも書かれているように、耐候性が15年という事が書かれています。
その為、15年のサイクルでの塗り替え工事がお薦めという事になっています。
当然、従来のウレタン樹脂、アクリル樹脂と比べると、非常に耐候性が長いという事になっていますので、当社としては、プレミアムシリコンをお薦めしています。
しかし、今ではフッ素樹脂、無機塗料など非常に耐候性が高い塗料も販売されている為に、そのような塗料に比べるとプレミアムシリコンは耐候性が落ちるのでは?という話になってしまいます。
当社の考えとして外壁塗装に関して言えば、窯業系サイディングの外壁の場合は目地部分のコーキングの劣化、モルタル外壁ではクラックが大きくなる、ヘアクラックが出来るというような事は10年をすぎて、12~13年で起きるという感じだと思います。
そう考えると、プレミアムシリコンの耐候性が15年というのは、そのような塗料の劣化以外のサイクルと丁度いい具合だと思います。
逆に、耐候性がもっといいような材料を使ったとしても、塗装している部分の耐候性はクリアしても、目地のコーキングや、クラックなどの問題が出てくるので、結局は15年程度での塗り替えが必要になったりするという事があるからです。。
それでも、プレミアムシリコンの耐候性が問題、デメリットというのであれば、今ではエスケー化研からプレミマム無機と言われる、もっと耐候性を上げた無機塗料にラジカル抑制機能をプラスした塗料も販売されてきているので、考えてみるのも良いかも知れません。
プレミアムシリコンの下塗り問題
プレミアムシリコンは上塗りの材料の事です。。
その為、耐候性、どうこうという話もありますし、色々なメリット、デメリットもあるとは思いますが、やはりそれには、プレミアムシリコンに合った下塗りというのも問題になってきます。
実は、各メーカーとも、上塗り材に合った材料というものが販売されています。
プレミアムシリコンに関しても、下地の状態や、下地の種類で非常に多くの下塗り材から材料を選ぶ事が可能です。
この部分は、実際に塗装を行う業者としっかりと確認する必要が出てきますので、打ち合わせをしっかりする事がお薦めです。
プレミアムシリコン自体にも、今では色々な種類が販売されていて、少しでも弾性性を上げるように、下塗り材を膜厚が付き、弾性が多い物を使った場合は弾性プレミアムシリコンを言われる商品も販売されています。
同じような名前ではありますが、下地の状況などで、下塗り材を決めて、それに合った上塗りの種類を使うというのが、やはりお薦めの方法かも知れません。
プレミアムシリコンの色見本
プレミアムシリコンの色見本を確認したいという方も多いようです。。
インターネットでも簡単に色見本を確認出来るようになっています。 以下がそのURLです。
ただし、画面上の色見本ですので、プレミアムシリコン以外の場合でも、画面の色見本を参考にするのは良いですが、実際に外壁塗装を考えの場合は、見本板(塗り板)と言われるA4サイズに塗装した物を確認する事をお薦めします。
当社の場合は、外壁塗り替え時の色決めの場合は、実際にお宅の画像でシミュレーション画像を作成し、確認して頂き、その色の見本板を一緒に確認する事をお薦めしています。
大きな見本板で外壁と比べるという事は重要だと思います。
プレミアムシリコンの艶問題
プレミアムシリコンの艶がすごくて、塗装した場合に気になるというデメリット面があるようです。。
当記事の最初にデメリット面で少し書かせて頂きましたが、艶に関しては、プレミアムシリコンの場合、3分艶、5分艶、7分艶というように艶を変更する事が可能です。
3分艶の場合は、実際に塗装した感じで書かせて頂きますと、ほぼ艶消しでは?という感じがします。
ですので、艶消しを考えている方には、3分艶がお薦めかも知れません。
あと、艶に関しては、プレミアムシリコンに関しただけでなく、他の材料も下地の状態で艶は変わります。
押出セメントの外壁とか、窯業系サイディングでもパターンの凹凸が少ない物では非常ぬ艶が出やすいです。
逆に吹付のリシン外壁などの場合や、大柄のスタッコの外壁などは凸凹が大きい為に艶はさほど気にならない部分もあります。
また、下塗り材の塗膜の問題もありますので、艶に関しては、経験の豊富な職人に確認するのがベストかも知れません。
今では、外壁塗装を商売にしている営業会社なども多いのですが、そのような営業担当者の場合は、実際に塗装を行わないのが普通ですので、実際の塗装に関しての知識などが少ない事もありますので、経験の多い職人に確認するのがベストではないかな?と思っています。。
神戸市近隣で外壁塗装でプレミアムシリコンを使いたいとお考えの方、プレミアムシリコンに関しての情報が欲しいという方は、ぜひ当社にお問い合わせお願いします。
また、他の材料に関しましても、疑問などがあるという方は、ぜひよろしくお願いします。
当社(私)の場合、聞き慣れない材料や状態であっても、しっかりとメーカーなどにお問い合わせたり、メーカーの担当者に実際に確認してもらう事で、住宅にあった材料をしっかりと選定し、調査報告書、見積書を提出するようにしています。
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ちなみに、公式ラインも開設いたしました。 ラインのお問い合わせも可能です。 ラインの場合は、お友達登録のあと、スタンプでも構いませんので、なにかしらのメッセージをお願いいたします。 メッセージを送って頂いた状態になり、初めて、こちらからのご連絡が可能になります。 こちらも、よろしくお願いいたします。