サイディング塗装に関しての多くの方々が気になっているような話題を塗装屋目線で書かせてもらいます。
サイディング塗装という言葉でGoogleやヤフーで検索されている方も多くなってきています。 それだけ多くの方々がご自分の住宅に関してしっかりと調べて塗装を考えているのでは?と思います。 少し前までなら、外壁塗装というように、外壁・・という状態で調べている方や、お問い合わせでもご自身の住宅の外壁の種類に関して、分からないという方も多かったと思いますので。。
ここでは、サイディング外壁に特化して少し書いてみます。
サイディング塗装の必要性
サイディングの塗装という事ですが、そもそもサイディングと言いましても窯業系のサイディング材、金属製のサイディング材があるのですが、どちらのサイディング材に関しても塗装は必要というのが、私というか、一般的な考えだと思います。
サイディング材は、そもそも工場で生産される外壁材で、今では工場での塗装も非常に優れていて、耐候性なども昔の物とは比べられないほど良い商品も増えてきています。
しかし、外壁面というのは、雨風に常に当たっていますし、紫外線などや、最近の酸性雨などの影響もあり、やはり劣化してきてしまいます。
また、サイディング外壁でも住宅を建てた時に、塗装を行う現地塗装の場合や、塗装は現地で行わない、目地部分のコーキングのみの場合もありますが、どちらにしましても、コーキング部分の劣化は、意外に早いです。
現場で塗装を行うサイディング外壁の場合は、外壁を取り付けた後にコーキングを行い、塗装を行う為に、コーキング部分も塗装で覆われているので、若干耐候性も良かったりするのですが、コーキング部分はやはりそもそものサイディング部分よりも劣化が早いです。
そう考えると、サイディング塗装に関しては、高耐久なサイディング材の場合は、建てられて10年未満であれば塗装しなくても良いという事も言える場合もあるのですが、目地部分のコーキングの打ち直しなどの場合でも外壁足場は必要になるため、コーキングの打ち直しを行うのであれば、サイディングの塗装を行うのが結果的にはメリットも多いという事になります。
サイディング外壁の場合は、目地部分は非常に重要という事です。。
サイディング塗装の費用
サイディング塗装の費用に関してですが、これは住宅の大きさ、形状もあるので、価格に関してはキッチリと見積もりを行う事は必要ですが、サイディング外壁の塗装工事で必要な項目を少し書いてみます。。
①仮設足場
②下地処理(高圧洗浄)
③目地、サッシ廻りのコーキング打替え
④サイディング塗装(塗料、仕様によって価格に違いはあります)
最低でも上記のような項目の費用が掛かってきます。
しかし、塗装屋の目線で思うのは、足場を建てての工事の為、やはしサイディング外壁部分以外の塗装も必要になってきますし、屋根の状態にもよりますが、同時に屋根塗装を行う方がトータルで塗り替え工事が終わったという事になるので、お勧めだとは思います。
外壁部分の塗装で言いますし、雨戸、樋、シャッターボックスなどです。 最近の住宅は雨戸よりもシャッター雨戸が増えてきていますが、シャッター部分は塗装をしないパターンもあるとは思いますが、シャッターボックスに関しては塗装をされた方が良いような気もします。。
サイディング塗装の剥がれの問題
サイディング塗装を行った時に剥がれのクレームや問題もあるようです。。
当社では、そのような問題が起こった事がないので、なんとも言えないのですが、剥がれが起きる原因はなんとなく分かります。。
まずは、キッチリと下地処理として高圧洗浄などがされていないというパターンです。
これはサイディング外壁であろうと、モルタル外壁であろうと同じだと思います。 ある意味、基本的な作業という事です。
部分的な剥がれの問題としては、塗装の密着が悪い、シリコンコーキングなどが使われているパターンです。
実は、モルタル外壁のひび割れ補修でも、このシリコンコーキングはよく使われてしまっていますが、塗装が密着しませんので、問題になる事も多いです。
ホームセンターなどで最も価格が安く販売されているのが、このシリコンコーキングになります。 同じような性能であれば、安い物が良いという事で、一般の方々がご自身でひび割れ補修を行う時に、このシリコンコーキングを使うというパターンが多いようです。
しかし、塗装が密着しない為に、塗装後に剥がれや捲れなどが起きる事も多いです。
販売時に塗装が付かないというような事を書いていて欲しいと常に思います。。
シリコンコーキングが使われている場合は、塗装前に撤去したり、塗装が密着するようなプライマーなどを塗装する必要が出てきます。。
あと、サイディング塗装の剥がれで言いますと、超高耐久な塗料で塗装されているというパターンです。 商品的には光触媒塗料、フッ素樹脂塗料などの場合になります。
光触媒塗料に関しては、すでに10年以上前に使われているという事も多くなってきています。 塗装の目安と言われるチョーキングが発生しにくく、いつまでも綺麗という事ではあるのですが、やはりコーキング部分の劣化はサイディング外壁の部分とは違い劣化してきてしまいます。
その為、コーキングの劣化があるので塗装を行うという事が増えてきているようです。
光触媒塗料、フッ素樹脂塗料、そのものは優れているとは思いますが、戸建て住宅の塗装の場合、目地などの問題や、ひび割れ、苔などの問題もあって、塗り替えが必要になる場合も多いです。
今では、そのような超高耐久の塗料で塗装された住宅の場合は、下塗り材の選定を間違える事なく、塗膜の密着にすぐれた物を使用するのが重要です。
当社でも良く使っているエスケー化研さんの商品で言えば、エスケーハイブリッドシーラーEPOというような専用シーラーを使って塗装を行う必要があります。
ちなみに、当社では、光触媒で前回塗装された住宅を、このシーラーを使って塗装させて頂きました。。 12年ほど前に塗装されたようですが、そのサイクルでの塗り替えなら、高耐久とは言え、価格の高い光触媒や、フッ素樹脂、無機塗料を使うのは、どうなのかな?とも思います。。
サイディング塗装の年数問題
サイディング塗装の年数ですが、モルタル外壁と同じと言えば同じで12~15年程度では?と思います。
しかし、最も重要な目地、サッシ廻りのコーキングの劣化が早い場合は、10年に満たない場合でも塗装が必要になってくるパターンもあります。
サイディング外壁の塗り替えの場合、意匠性の高い窯業系サイディング外壁の場合は少し違いますが、多くの場合は、目地、サッシ廻りのコーキング部分にも塗装される事になります。
その為、新築時からの塗り替え年数よりも、1回目の外壁塗装が終わってからの塗装年数の方が長くなるような気もします。
サイディング外壁をクリアーで塗装する場合は、伸縮性の高いコーキング部分の塗装は基本的に行いません。
サイディング面の塗装をクリアー塗料で行った後に、コーキングの打替えを行うパターンが正解だからです。
先にコーキングの打替えを行うと、目地部分の亀裂や、ひび割れが多く発生してしまう為に美観的に問題が出てきます。
まぁ、外壁塗装の年数に関しては、モルタル外壁であってもサイディング外壁であっても、見た目が悪くなっている場合、塗り替えをお考えになる方が多いです。
苔や汚れの付着などで、塗り替えを考える方も多いとは思いますが、サイディング外壁の場合、目地部分のコーキングの劣化なども塗り替えをお考えになるというタイミングかも知れませんね。。
神戸市近隣でサイディング塗装に関して、気になっているという方は、ぜひ当社にお問い合わせ、よろしくお願いいたします。
フリーコールでのお問い合わせは、0800-080-5055 によろしくお願いいたします。
ちなみに、公式ラインも開設いたしました。 ラインのお問い合わせも可能です。
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