サイディングの外壁に関して、ネットには色々な情報があります。。
そんな中で塗装屋として気になる事があったので、こちらに書かせてもらいます!
サイディング 塗装不要・・・という検索が非常に多くされているようです。 確かに、新築時にサイディングを選ばれる時、高耐久というサイディングも増えていますし、塗料で言えば無機塗料、フッ素樹脂などあたかも、塗装をする事なくメンテナンスも必要ないというような触れ込みのサイディング材や、施工業者もあるのかも知れません。
しかし、塗装屋として今まで、住宅の塗り替えをしてきた私が思うに、サイディングの外壁であっても、塗装不要とは言えないと思うポイントがありますので、2つにまとめて書いてみます。
サイディング外壁の重要部分 目地に関して
サイディング外壁で重要な部分としまして、目地があります。
当ブログでも何度か書かせてもらっていますが、サイディングの幅は規定の長さがあります。
その為、サイディングの繋ぎ目部分が絶対に必要になってきます。 この部分が目地になります。
サイディング外壁の住宅の場合、良く確認してもらうと、おおむね縦に当間隔で目地があります。
この目地部分は、通常のサイディング外壁の場合は、現地でシーリング(コーキング)で繋がっていると考えて良いです。
サイディング自体は、今では工場での塗装というのがメインになってきています。
その為、現地での塗装よりも高耐久だったり、職人の塗装技術のうまい、下手などに関係なく、またメーカーの規定の希釈で塗料が希釈されているか、どうかなども関係なく、高耐久な塗装がされていますが、現地での繋ぎ部分の作業は行われる為に、施工によっては劣化が早いというパターンもあります。
サイディングの重要ポイント、目地部分は、早ければ5~6年も経ては劣化が確認出来るという事もあります。
高耐久のシーリング材で目地の作業がなされている場合であっても10年もすれば劣化してきているというのが通常のパターンです。
そのように考えると、サイディング 塗装不要というのは間違いで、年数とサイディングの最初の塗料によっては違いもありますが、目地部分の劣化が出てくると、最低でも目地部分の施工は必要になってきます。
高意匠のサイディングの場合は、塗装する事で、通常の塗装仕様の場合は全体に同色という事になりますので、お考えになられている方も多いかも知れません。
そんな高意匠のサイディングの場合は、クリア塗料での塗装が非常にお勧めになります。
ですが、このクリア塗料というのは、やはりあまりサイディングが劣化した状態で塗装しても綺麗にならないというパターンが多いです。
ですので、高意匠サイディングのクリア塗装をお考えの場合は、サイディング目地の作業と同時に早めの施工がお勧めです。
サイディングは劣化しだすと以外に早く雨漏りなどにも。。
サイディング外壁の場合、前に書いたように、今では高耐久の塗装施されているパターンが多いです。
しかし、モルタル外壁や鉄部の塗装面と同じく、手で触って白い粉が付くようなチョーキング状態の場合は、サイディングの表面の塗膜が完全に劣化してきている状態になります。
このようなサイディングの表面の劣化は、やはり塗装のサインです。
サイディング外壁の場合、サイディング材の厚みは今では少ないのですが、12ミリから、14ミリ、16ミリという種類がありますが、雨水などの水分に強いのは、その内の表面の数ミリの話になります。
いくら高耐久のサイディング材であっても、表面の数ミリ(塗装の厚み)のみが高耐久という考えで間違いないです。
その為、表面の劣化はサイディングに関しても命取りです。。
例えば、施工時の傷や、住まれてからの傷などがある場合、その部分から雨水が浸入してくる事も考えられます。
直接的に雨漏りになるという事は当然ないのですが、その部分からサイディングがボロボロになるというパターンもあります。
最初に書かせてもらった目地の問題も劣化によってサイディング材の厚み部分に水が付いた状態になると、裏側、厚みから劣化してしまうというパターンになります。
そう考えると、サイディングは塗装不要ではなく、やはりキッチリと表面の保護は塗装によって必要という事になります。。。
結論としまして、サイディング外壁は塗装不要ではありません!
施工方法などによって、確かに高耐久だとは思いますが、劣化しやすい目地や、表面の保護はキッチリと行わないと後々、塗装だけでは済まない工事になりかねませんので、先の2点はチェックしておくと良いと思います。
サイディング外壁と言いましても、今回はメインで窯業系サイディングの事を書かせてもらいました。
しかし、金属サイディングであっても、ある意味 同じという事は言えます。 表面の劣化、つなぎ目部分のシーリングはやはり非常に重要です。 金属サイディングの場合も表面の艶が無くなってくると、劣化も早まりますので、チェックするのが良いとは思います。
あと、目地に関しましては、今では目地部分のシーリングにカバーを行うというパターンもあります。 ただ、樹脂素材や、金属素材でカバーを行うので、どうしても、サイディング外壁の美しさを損なう事もあります。
また、神戸などの地域の場合は、雪国ではありませんので、あまり目地部分のカバーを行っている建物は少ないです。(ハウスメーカーのRC造などの場合のガスケットはありますけどね。。)
神戸市近隣でサイディング外壁に関して気になる!と言われる方は、一度 お問い合わせよろしくお願いします。
現状の確認と、キッチリとお話を伺い、思われているような施工をさせて頂く事も可能です。
現状とは全く違う色による塗り分けや、目地部分(凹み部分)との塗り分けで2色、3色のパターンや、現状の高意匠サイディングをそのままと言われる場合のクリア塗装などの方法もありますので、ぜひよろしくお願いいたします。
クリア塗料による塗装をお考えの方は、早めに塗装を行う事をお薦めしています。 劣化してくると、サイディングを留めている釘部分の色の違いなどの問題も出てきますので、早めがお勧めです。
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