サイディング塗装の工程を戸建て 外壁塗装をメインに行っている塗装屋メインに書かせてもらいます。。
サイディング塗装と言いましても、実は、2種類が考えられます。 サイディングには金属サイディング、窯業系サイディングという物があり。 それぞれのサイディングによっても、その工程は若干変わってきますし、勿論のことですが、塗装仕様も変わります。
今回は、その2種類のサイディング塗装の工程を分けて書いていきます。
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窯業系サイディングの塗装工程
窯業系サイディングに関しては、当社的には、コーキング部分が重要と考えています。 コーキング部分と言いましても、なんだか分からないというご意見もあると思います。
窯業系サイディングだけでなく、サイディングという材料は、板状になっている物で、それらを接合する部分は、コーキングが使われています。
ようは目地部分と、サッシなどの開口部廻りという感じです。
ご自宅が窯業系サイディングの外壁の場合は、サイディング材の間に一般的には1センチ弱のサイディングと違う弾力性のある部分があると思います。
この部分がコーキングになります。
窯業系サイディングに関しては、工場でしっかりと製造されていて、今では高耐久のサイディング材もあり、耐候性は非常に高いです。
ですので、ネットで検索していると、サイディング外壁は塗装しなくても良いという検索があったりします。
しかし、家を建てる時に、サイディング同士の隙間はやはり現場でコーキング作業を行います。 サッシなどの周囲も同じです。
この部分から雨水の侵入などが無いようにする為ですが、現場で施工するという事もありますが、そもそもコーキング材の寿命は6~8年程度と思ってもらっていいと思います。
ただ、それも、適切な施工が行われて、しっかりとコーキング作業がされていてこその寿命になります。
その為、早い場合は、3~5年もすれば、コーキング部分にひび割れが出てきたり、酷い場合は、サイディングとの間に隙間ができたりします。
このような部分から雨漏りの原因になったり、窯業系サイディングの場合は、裏側に雨水が浸入する事で内部から腐ってくるという事になります。
その為、窯業系サイディングの外壁の場合は、しっかりとコーキング部分の確認と、再処理が必要という事になります。
では、前置きが長くなりましたが、窯業系サイディングの塗装の工程に関して書いていきます。。
- 足場設置
- 高圧洗浄
- コーキング撤去、コーキング打設
- サイディングの浮きがある場合は、ビス止め
- 鉄部錆止め(庇や、外壁面に付いているような金属面)
- 養生作業
- 外壁下塗り(通常 窯業系サイディングは専用の密着性を上げる下塗りを塗装します)
- 外壁中塗り、上塗り
- 養生撤去
- 鉄部の上塗り作業(雨戸など外壁に密着していない部分は、錆止めの上、上塗り)
- 塗装部分のタッチアップ、清掃
- 自社検査
- 足場撤去
- 住宅周辺の清掃
※あくまでも当社の窯業系サイディングの塗装工程になります。
コーキングの劣化が激しい場合は、高圧洗浄前にコーキングの作業を行う事もあります。(どう考えても雨水の侵入が考えられる場合)
画像のような窯業系サイディングの状態が良く、クリアの塗装をする場合は、クリア塗装(外壁塗装)を行った後に、高耐久のコーキングを打替え作業する場合もあります。
先程の窯業系サイディングの工程の場合は、一般的な塗装を行う場合です。 クリア塗装は、新築時から10年未満で、サイディングの状態が良い場合は可能ではありますが、年数が経っている場合、サイディング部分の補修箇所が多い場合などは一般的な塗装をお薦めします。
コーキングの問題ですが、クリア塗装は、溶剤系の塗料になります。 また塗膜が固い為に、伸縮性の高いコーキングの上に塗膜を乗せると、割れたり、ひび割れが気になり、白くなってしまう場合も多いです。
その為、クリア塗装後にコーキング作業を行う事がベストだと考えています。
では、一般的な塗装の場合は、なぜ塗装前にコーキングを?と思われるかも知れません。 コーキングの上に水性の塗料の塗膜が乗る事で、コーキングの劣化を少しでも伸ばせると考えるからです。 一般的に水性の塗料に関しては、膜厚もあり、若干の伸縮に耐えますので、コーキングの上に塗装する事も可能という事になります。。
金属サイディングの塗装工程
金属サイディングの場合、一般の鉄部などと似たような感じだと思います。
経年劣化、表面の劣化によって、他の塗装面と同じようにチョーキングが激しい場合は、高圧洗浄作業を行う事もありますが、ケレン、清掃作業で塗装工程に入る場合もあります。
この辺りは、どの外壁塗装とも同じになりますが、それぞれの住宅の状況によって変わるという事だと思います。
- 足場設置
- 下地処理(高圧洗浄を行う場合も)
- ケレン、清掃
- コーキング不具合部分の補修
- 養生作業
- 全面的な錆止め作業(錆の発生が酷い場合などは2回行う事もあります)
- 中塗り、上塗り作業
- 養生撤去
- タッチアップ、清掃
- 自社検査
- 足場解体
- 住宅周辺の清掃
コーキングに関しての話になりますが、金属サイディングの場合、開口部(サッシなど)の周囲は役物と言われる専用の金属サイディング部材を取り付けている場合もあります。
そもそも、モルタル外壁の住宅の場合などは、役物だけでは収まりが悪いという事もあって、コーキングを多用している場合もあります。
どちらにしましても、コーキング部分に関しては、キッチリと確認し、打ち直しなどの作業を行う事がベストだと思います。
窯業系サイディング材、金属製サイディング材ともに言えますが、このような外壁材料は、外部になる部分は耐候性が非常に高いようになっていますが、内側になる部分は、やはり耐候性が下がるという事もあります。
ですので、一番の問題は内部からの湿気という事になります。
金属サイディングの場合は、表面が綺麗な状態でも、内部から錆てくると知らない間に酷く錆てしまう事もありますので、キッチリと内部に雨水が浸入しないようにしていくというのが重要かも知れません。
以上が、サイディングの塗装工程という感じになります。
窯業系サイディング、金属サイディングで工程も少し違ってきますが、どちらにしても、雨水の侵入しそうな部分をしっかりと補修、やり直しなどを行うのが重要ですので、下地処理、下地補修がとても重要になります。
実は、外壁塗装は、どんな建物であっても、塗装そのものよりも下地の処理や、下地と塗料の密着という部分が非常に重要になります。
また、この部分は建物の状態や、下地の状態で非常に工程も作業そのものも変わってきますので、やはりしっかりと現状を確認して塗装工程を決めるというのがベストです。
当社の場合、どのような建物であっても、まずは現状の確認を行い、調査報告書、塗装する場合の仕様書、見積書をしっかりと提示させて頂いています。
外壁診断士、住宅メンテナンス診断士の私自身が確認し、しっかりと書類と提出させて頂く流れで作業を行っていきます。
神戸市近隣、各区の外壁塗装、屋根塗装に関しては、神戸市長田区にある今井塗装ですが、どの箇所でも対応は可能ですし、実績数も多数ありますので、まずはお問い合わせ、よろしくお願いいたします。
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