塗装を自分で、DIYでお考えの方に、塗装屋が考える注意した方が良いと思う4ポイントを書かせて頂きます。。
と言いますが、実際には塗装をする基本ポイントに関してはDIYでされる場合であっても塗装業者が行う場合であっても違いはないと思います。
良く、塗装業者の中には、高級な材料を使うのが良い!というような書き方をしている会社もあるように思いますが、高級な塗料、高耐久の材料であっても基本を押さえて作業を行っていなければ、あまり意味のないという場合もあります。
ここで書かせて頂く、注意のポイントは、そんな意味も込めて書かせて頂きたいと思っています。
下地処理が重要です。
塗装を行う時、やはり最も重要なポイントの一つが下地という事だと思います。
いくら高耐久の高額塗料を使っていても、下地処理が適切でないと、剥がれ、捲れなどの不具合が起きます。
しかし、難しいのが、塗装してすぐの場合もあるけど、3~5年ほど経ってから不具合が起きるというパターンもあるので、なかなか難しい部分でもあります。
外壁など、モルタルの下地や、サイディングの下地の場合は、やはり出来るだけ前回 塗装の劣化した塗料を落としてから塗装する事が重要です。
塗装業者に外壁塗装をお願いする場合、高圧洗浄という作業がこれになります。
DIYで塗装を行う場合は、高圧洗浄機を使う事が難しいと思いますので、モップなどで外壁を拭く、洗うというのも良いとは思います。
デッキブラシなど硬い毛の物だと、下地に傷が付くので、下地が柔らかい物ではお勧め出来ません。
後、下地という部分で言いますと、ひび割れ(クラック)や、窯業サイディングの目地であるシーリングも含まれると思います。
ひび割れに関しては、プロは、ウレタンコーキングや、カチオン樹脂セメントと言われる物を使って補修を行いますが、DIYで行う場合は、変性シリコンコーキングなどでひび割れ部分を埋める事が必要です。
シリコンコーキングの場合は塗装を弾きますので、塗装可能と言われる物を使うのが正解です。
ひび割れの補修に関しては、今までも施主様が補修した部分を目にする事がありますが、ひび割れ部分にコーキングを付けるだけではあまり意味はありません。 ヘラなどでひび割れに沿ってコーキング材を押さえる作業が必要です。
ひび割れ部分にコーキングを密着させないと、意味がないという事になります。
出来れば、ひび割れ部分をキッチリと掃除し、コーキング用の下塗り材を塗布した上でコーキング作業を行うのがベストです。
養生、マスキング作業も重要です。
塗装を考えている部分と、塗装したくない部分がある場合、キッチリと塗装しない部分を養生、マスキングという作業をしてから塗装するというのが重要です。
どうしても、塗装となると、塗る事ばかり考えてしまって、この作業がおろそかになるパターンも多いです。
しかし、塗装作業は、思いのほか、塗料が飛びます。。。 ですので、キッチリと養生作業を行ってから塗装しないと、後々で掃除が大変だったり、いくらキッチリと塗装できても、綺麗にならないという悲しい結果になります。
塗装の希釈問題
塗装を行う場合、やはり最低でも下塗り、中塗り、上塗りと3回の塗装が標準です。
これは、基本的に外壁だけでなく、鉄部などでも同じだと思います。 ただ、この回数だけでなく、やはり希釈率は問題になります。
塗料の缶に塗装面積などが書かれていますが、1缶で塗装出来る範囲という物があります。 それには、どの位の希釈なのかという事も重要になります。
水性塗料の場合、メーカーの規定よりも希釈したとしても、それなりの塗装可能という場合もあります。
しかし、塗料は乾いて製品になる物です。
メーカーの標準希釈率を守って塗装を行わないと、乾燥した時の膜厚が薄いという事になります。
この部分は、外壁塗装の塗料の説明で13年耐候性があるとか、15年耐候性があるとか書かれていますが、キッチリと希釈を守っての話になりますので、かなり重要な問題になります。
公共工事などの場合は、必要な材料の総数を最初に計算し、搬入材料の缶数、使った後の缶数を検査するという事も行います。
ただ、外壁のパターンの種類によっては、塗料を使う量が極端に増えたり、またいくら塗装しても表面に凸凹が少ない場合は、塗膜が薄くなりがちですので、その場合は、塗装の回数を増やすという事も必要だったりします。。
塗装物にあった材料
塗装する箇所にあった材料というのは重要です。
ホームセンターなどでは、鉄部にも、木部にも、モルタル壁にも塗装可能!というような材料が販売されていますが、塗装業者としたは、あまりお勧めしません。
水性系の塗料で、外部にある鉄製の物を塗装してしまうと、塗装した事で余計に錆びるという事になるパターンもあります。
室内の場合は、雨などが当たらない箇所であれば、さほど問題はないとは思いますが、外部の場合は、水性塗料は、塗膜が分厚くなって、鉄部と塗膜の間に水が入ってしまうという事になったりします。
これも、施主様が、ベランダの手摺などをDIYで塗装されている時によくあるパターンです。
一見、綺麗に塗装出来ているように見えますが、触ると中で錆まくってボロボロになっている事もあります。
木部に関しても注意が必要です。
今では、防腐剤で有名なキシラデコールなどでも水性の材料が販売されてきています。 そのような物を使うのおであれば問題はないのですが、一般の水性塗料で塗膜が分厚くなる物の場合は、内部で木部が腐ってしまうという事もあります。
また、木部で木目を生かしたウッドデッキなどの塗装の場合も、それようの物をしっかりと選ばれるのが正解だと思います。
一般的な木部塗料を塗装すると、折角の木目が無くなってしまうという事もあります。
一度、間違った材料での塗装を行ってしまうと、全てを撤去する事が可能な物であれば、撤去して再塗装も可能なのですが、撤去出来ない物などであれば、いくら上かた塗装しても問題が発生するという事も多いです。
ブロック塀などで、ぶくぶく風船のような膨れがあるという場合が、間違った塗装を行ってしまっている可能性が高いです。
ブロック塀などは上から、また内側から水分が入ります。 その為、水分、湿気を脱がすタイプの塗料での塗装を行っていなければ、そのような問題が行ってしまいます。
神戸市近隣でDIYで塗装を考えておられる方の御相談も受ける事は可能です。
画像での判断が可能な場合もありますので、問い合わせ頂ければと思います。 また、外壁塗装、屋根塗装をお考えの方は他社との相見積もりでも問題ありませんので、お問い合わせ頂ければ、現在の状況を確認させて頂き、調査報告書、仕様書、見積書を提出させて頂きます。
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