屋根塗装 ケレン作業につて。。
ケレンとは、塗装作業時の下地処理として、鉄部の場合は、錆を落とす作業、木部の場合は劣化した塗膜や、木部の劣化部分などを掃除する作業というように、最も最初に行う作業と考えて良いと思います。
鉄部の場合なんかは、ケレンと言っても実は段階があって、最高のケレン作業となるとサンドブラストという機械を使った作業になります。
重防食の工事、タンクや鉄骨などの場合は、この方法になりますが、一般住宅で、しかも塗り替えの場合は、手工具でのケレン作業か、特に錆が発生している場合は、旧塗膜の下が錆てきていて浮いているという場合は、電動工具であるサンダーなどを使ってのケレン作業という事になります。
屋根塗装時のケレン作業となると、多くが板金屋根の塗装の事という感じです。
板金屋根にも色々と種類はあるのですが、鉄製の物は、やはり錆が出てきますし、キッチリと錆を落として塗装を行っていない場合は、塗膜の下に錆が出て塗装しても、そこから剥がれてくるという場合もあります。 特に水性の塗料などを使って鉄部を塗装している場合は、塗膜の下でザクザクに錆てしまうという事もあります。
鉄部に塗装して言い水性塗料という物も販売されていますが、この辺りの事をしっかりと確認して塗装した方が、塗装しない方が良かったという事になりかねないので注意が必要です。
また、ケレン作業は、錆を落とすというだけでなく、塗装した塗膜の密着をしっかりとさせるという意味もあるので、非常に重要な作業と考えて良いです。
ただ、屋根塗装のケレンという事になると、ここ最近の住宅はコロニアル屋根、カラーベスト屋根と言われる化粧スレートで屋根と葺いている住宅が多いので、水切り部分、棟板金部分と言われる箇所のみが鉄部（板金）で、それ以外はケレンというと少し微妙な感じもします。
2回目以上の塗り替えの場合は、旧塗膜が捲れかかっていたりするという事もありますので、その場合は、手工具や電動工具を使ってのケレンも必要になってきますが、コロニアル屋根、カラーベスト屋根の場合は、ケレンというよりも、高圧洗浄で旧塗膜の劣化部分を洗い流すというのがメインかもしれません。
錆や、劣化塗膜、それにチョーキングを起こして、白ぼけているという場合も高圧洗浄をするという感じになります。
屋根塗装時のケレンというとこのような話になりますが。。 外壁塗装時でも同じで、ケレンだけでなく下地が非常に重要になってきます。
いくら高級な塗料を塗装したとしても、下地処理がしっかりと出来ていない場合は、捲れや剥がれの原因にもなってきますので、この作業は最も重要かも？と思っています。。
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