屋根塗装は、家全体の美観を保ち、寿命を延ばすための重要な工程です。
ここでは、屋根塗装の重要性とメリット、屋根塗装をしないとどうなるか、などについてご紹介します。
屋根塗装の重要性
屋根材にはスレート、金属、ガルバリウム鋼板、セメント瓦などが使用されています。
それらの屋根材自体には防水性がないため、塗装により形成される塗膜でしっかりコーティングすることで、防水性が保たれるようになります。
屋根の塗装は、紫外線や熱などによって経年劣化します。
本来の保護機能が発揮できなくなるのが新築で10年、塗り替え後は7~15年程度なので、時期が来たら塗り替えを行う必要があります。
屋根の保護機能が低下してしまうと、屋根や建物の劣化が急速に進んでしまいます。
屋根だけでなく建物自体を長持ちさせたいのであれば、屋根塗装は重要です。
屋根塗装による3つのメリット
屋根塗装の重要性について、ご理解いただけましたか。
ここでは、屋根塗装によるメリットを3つご紹介します。
美観の向上
塗装は経年劣化により色褪せてしまいます。
屋根塗装を行うことで、色や艶を出し、美観の向上になります。
再塗装では、元の色に塗りなおしたり、違う色に変えて家の雰囲気を変えることができます。
劣化防止
塗料の塗膜で屋根材をしっかり防水することができ、下地への水の浸入を防ぎます。
下地へ水が浸入してしまうと、建物内部の柱や壁に影響が出てしまいます。
屋根塗装でしっかりと防水を行うことで、建物全体の寿命を延ばすことができます。
また塗膜は、紫外線のエネルギーを反射させて直接屋根材に届くのを防いだり、水と酸素を通さないことでサビを防いだりしています。
住環境の改善
屋根塗装に使用する塗料によって、屋根に遮熱性、断熱性、防カビ性、防汚性、弾性、セルフクリーニング機能などを持たせることができます。
遮熱性を持たせることができる塗料を使用すれば、太陽からの熱を反射して屋根の表面温度を最大20℃下げることができます。また、熱による劣化を抑えることができるので屋根の寿命を延ばすことができます。
セルフクリーニング機能を持たせることができる塗料を使用すると、雨が降ると屋根に付着した汚れを洗い流すことができます。
このように、屋根塗装は住環境の改善に役立てることができます。
屋根塗装をしないとどうなる?
屋根塗装には3つのメリットがあることはご理解いただけましたか。
それでは、屋根塗装をしないとどうなるのか?どのようなデメリットがあるのかご紹介します。
建物の劣化の進行
多くの屋根材には防水性がありません。
屋根塗装により、塗膜でしっかりコーティングすることで防水性を持たせることができます。
塗膜は経年劣化するので、塗装をしないと雨水が浸入して屋根材が湿気も持つようになってしまいます。
その湿気が屋根の下地、屋根裏、室内へと徐々に広がってしまい、建物の劣化が進んでしまいます。
屋根は、屋根材の下にルーフィングという防水シートを張り、その下に野地板という木の板がある、という構造になっています。
このことから、屋根材が劣化したらすぐに雨漏りが発生するというわけではありません。
だからといって、屋根材の劣化を放っておいてはいけません。
屋根材の塗膜が劣化すると、防水性がなくなって、雨が降ると水を含み膨張します。
そして晴れると水が蒸発して乾くので収縮します。
これを繰り返していくことで、屋根材に割れや反りが発生します。
屋根材が変形すると固定してある部分が緩んで、屋根材が落ちてしまう可能性があります。
屋根材が落ちた部分は防水シートで保護されていない状態となるので、雨漏りが発生してしまいます。
また、屋根材が湿気を持ってしまうとカビやコケが発生して、雨水をうまく流すことができなくなりなり、雨漏りにつながってしまう可能性があります。
雨漏りを防止するには、定期的なメンテナンスで破損を修復して、汚れやカビなどを取り除き、雨水を正しく逃すことが大切です。
塗装以外の工事が必要になる
屋根材の劣化がひどくなると、塗り替えだけでは対応できなくなり、屋根材の張り替え工事が必要になってしまいます。
防水シートの交換や屋根の葺き替えなど塗装以外の工事が必要となった場合、大きな費用がかかってしまいます。
屋根塗装の頻度とその目安
屋根塗装の重要性やメリットについて、ご理解いただけましたか。
それでは、屋根塗装はどのくらいの頻度で行えばいいか?屋根塗装を行う目安について、ご紹介します。
屋根塗装の頻度
屋根塗装は新築で10年、塗り替え後は7~10年ほどで、塗膜が劣化して本来の保護機能が発揮できなくなるといわれています。
ただし、屋根材の種類や塗装に使用する塗料の種類によって、耐用年数が変わってきます。
時期が来たら、業者に点検を依頼しましょう。
屋根塗装の目安
屋根塗装の目安は、塗料の耐用年数のほか、次のような劣化症状が発生していた場合です。
・色褪せ
色褪せは、塗膜が薄くなってきて塗膜の中の顔料が少しずつ外に漏れ出している状態です。
屋根の劣化を抑えるには、この時期に塗り替えを行うことが大切です。
・カビやコケの発生
カビやコケの発生は、塗装の保護機能が低下して屋根が水分を含んでいる状態です。
カビやコケを放っておくと屋根の劣化が早まってしまうため、カビやコケを除去後、塗り替えを行うことが大切です。
・屋根の反り
屋根の反りが起きるのは、塗装の保護機能がなくなり、屋根材に水が浸み込み、温度変化によって吸水・乾燥が繰り返されることで、屋根材が膨張したり反ったりしているということです。
反りがひどくなると張替を行うことになるので、早期発見が大切です。
・サビの発生
サビの発生は、塗装の保護機能がなくなり、金属が酸素と水に反応したということです。
塗り替え前に、しっかりとサビを削り落とさなければいけませんが、広範囲にサビが発生している場合、塗り替え費用が高くなってしまいます。
サビの範囲が小さいうちに塗り替えを行うことがおすすめです。
・塗装のはがれ
塗膜の劣化が進行して、塗装の一部がはがれてしまっていると、風や雨によってどんどんはがれ落ちてしまいます。
こうなると、屋根がむき出し状態になり、屋根の劣化が急速に進んでしまうため、早急な塗り替えをおすすめします。
屋根塗装は、住宅にとって必要不可欠なものです。
屋根塗装をしないと、屋根の防水性がなくなり、雨漏りが発生したり住宅の寿命が短くなってしまう可能性があるため、定期的なメンテナンスを行いましょう。
屋根塗装、外壁塗装に関してお考えの方は、ぜひともネット情報だけでなく、塗装専門業者へのお問い合わせをお勧めします。 塗装の営業会社(テレビ、ネット、ラジオで宣伝をガンガンしているような会社)や、建設会社、工務店、リフォーム会社などは、塗装工事に関しては、知識が少ない事も多いです。
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