皆さんが住んでいる家の屋根の形はどのような形でしょうか?
屋根の形によって、住宅の印象も変わってきます。 屋根の形にはさまざまな種類があります。
ここでは、屋根の形の12種類のうち、一般的な住宅で主に使用される5種類について、特徴やメリット、デメリットなどをご紹介します。
屋根の形の12種類と主に使用される5種類
まず、屋根の形の12種類をご紹介します。
1.切妻(きりづま)屋根
2.寄棟(よせむね)屋根
3.方形(ほうぎょう)屋根
4.片流れ(かたながれ)屋根
5.陸(りく・ろく)屋根
6.入母屋(いりおもや)屋根
7.はかま腰(はかまごし)屋根
8.差し掛け(さしかけ)屋根【招き(まねき)屋根】
9.半切妻(はんきりづま)屋根【はかま腰(はかまごし)屋根】
10.越(こし)屋根
11.鋸(のこぎり)屋根
12.バタフライ屋根
この12種類のうち、一般住宅に主に用いられている屋根の形は5種類で、切妻屋根、寄棟屋根、方形屋根、片流れ屋根、陸屋根です。
切妻(きりづま)屋根
切妻屋根は、屋根の頂上にある水平な部位(棟)から2つの面がそれぞれ地上に向かって斜めに乗せられたような形で、よく「三角屋根」といわれる形の屋根です。
最も一般的な形で、シンプルで施工もしやすく、和風でも洋風でも似合うことも普及している理由でしょう。
シンプルな構造なので雨漏りのリスクが低く、雨樋の設置箇所も少なく、費用が抑えられるというメリットがあります。
一方、屋根勾配を横から見て、山の形のように三角形になっている側(妻側)が、紫外線や雨風によって劣化しやすいというデメリットがあります。
寄棟(よせむね)屋根
寄棟屋根は、屋根の頂点など面と面が合わさる部分(棟)から、四方向に地上に向かって傾斜する面のある形の屋根で、切妻屋根と同様によく見かける形です。
寄棟屋根も、和風でも洋風でも似合う形の屋根で、安定感があるため落ち着きのある雰囲気を出すことができます。
構造的に頑丈で、安定感があるため風圧に強く、雨や雪も分散して流すことができます。
四面に屋根があるので、各方位の外壁を紫外線や雨風から守ることができ、耐久性にも優れています。
一方、棟が最低でも5カ所あるため、雨漏りのリスクがやや高くなることがデメリットです。
方形(ほうぎょう)屋根
方形屋根は、ピラミッド型(四角すい)の形の屋根で、正方形の建物に多く使われています。
屋根のすべての面が同じ形で、屋根の頂点から同じ傾斜の角度で設置されます。
寺院などで見られる、建物が六角形や八角形の屋根も方形と呼ばれます。
これらの屋根は別の呼ばれ方があり、上から見て六角形なら「六注」、八角形ならば「八注」と呼ばれることもあります。
屋根が4面なので安定感があり、雨や雪も分散して流すことができます。
耐風性にも優れているため、各方位の外壁を雨風から守ることができます。
寄棟屋根と比べて棟が少ないため、雨漏りのリスクも低くなります。
一方、すべての面が同じ形であるため、建物が正方形か正方形にほど近くなければ設置できないというデメリットがあります。
片流れ(かたながれ)屋根
片流れ屋根は、一方へ向けて斜めに流れている一面だけで構成されている形の屋根です。
名前の通り、雨水などを片側に流してくれます。
スマートなデザインから、近年人気が高まっている屋根の形です。
屋根面の広さが大きいため、太陽光パネルの設置に適していて、かつ省スペースなので住宅が密着している場所にも適しています。
屋根裏スペースを広くとることができるため空間を有効活用でき、屋根が1面だけなので工事費用を抑えられるなどのメリットがあります。
一方、構造上、しっかりと雨漏り対策をしなければいけません。
棟と破風板の間の雨水対策のほか、雨水を屋根→庇→雨樋→地面→排水路と、上手に誘導する雨仕舞いをしっかりとしておく必要があります。
屋根面の傾斜の角度によっては、豪雨や豪雪の際に雨樋の破損リスクが高まったり、屋根によって外壁が守られる箇所が少ないため外壁が劣化しやすいなどのデメリットもあります。
陸(りく、ろく)屋根
陸屋根は、屋根の傾き(勾配)がなく平面上のフラットな形の屋根です。
平屋根、フラット屋根と呼ばれることもあります。
平面上のフラットな形なので、屋上を設置して有効活用することができることが一番のメリットです。
洗濯物を干せるのはもちろんですが、ガーデニングやバーベキューなどを楽しめる庭として使うこともできます。
屋上を設置すると出入りしやすく、屋根の状態なども確認しやすくなり、メンテナンスがしやすいというメリットもあります。
一方、屋根の水はけが悪いというデメリットがあります。
排水のために傾斜をつけたり防水工事を施しますが、やはり他の屋根より雨漏りのリスクが高くなります。
そのため、定期的なメンテナンスや雨漏り防止の防水加工が必要です。
また、フラットな形状から屋根と居室の天井との間に空間が少なく、断熱性が劣ってしまうのもデメリットです。 この陸屋根と言われる物は、屋根塗装と言いますか、防水工事になるパターンが殆どです。 防水層が弱くなってくると雨漏りも起こりやすくなるので、気になる方は、ぜひともお問い合わせお願いします。
屋根に形状の話題でした。。
まぁ、屋根塗装という部分で考えますと、形よりも屋根の素材が問題になってきます。
最近、最も多いカラーベスト、コロニアルと言われるスレート平瓦の場合は、塗料も主流で色々な物が選べます。 後は、セメントで作られた瓦などもありますが、製造の仕方によってモニエル瓦と言われる洋瓦などは塗料の選択を間違えると、後から捲れ、剥がれが良くあります。
専用の下塗り材を使う事と、基本はやはり高圧洗浄も重要だと思いますね・・・
神戸市近隣で屋根塗装をお考えの方は、ぜひとも当社にご連絡いただければと思います。 カラーベストなどはノンアスベストタイプになって、数年間の物は非常に弱く年数で割れなども多いと思います。 そのような屋根材の場合は、カバー工法を考えた方が良い物もありますので、屋根に関しては、キッチリと調べて仕様を考える事が出来る業者に相談する事をお勧めします。
ちなみに、公式ラインも開設いたしました。 ラインのお問い合わせも可能です。
ラインの場合は、お友達登録のあと、スタンプでも構いませんので、なにかしらのメッセージをお願いいたします。 メッセージを送って頂いた状態になり、初めて、こちらからのご連絡が可能になります。 こちらも、よろしくお願いいたします。