床塗装に関しての話題になります。
床塗装と言いましても、実は非常に種類があると言いますか、そもそもひとくくりに出来ないという感じすらします。
実際に、お問い合わせ頂く事も多いのですが、一般のご家庭で床塗装に関しての話題となりますと、無垢のフローリングや、ウッドデッキ、ベランダ、屋上の床という事になると思います。
塗装というと範囲が広くなってしまいますので、細かく書きますと無垢材のフローリングなどの場合は、蜜蝋を塗装する場合や、ワックスと塗装するという事もあります。
この辺りは、洗い屋さんと言われる、お掃除のプロの方も行ったりします。
ワックスではなく、もっと耐久性の良い物で言いますと、ウレタン樹脂などになってきます。
ウレタンの塗装の場合は、下地の状態や下地処理で耐久性も変わってきて、DIYで簡単に塗装してしまうと、剥がれなどが起きる事もあるので、やはり下地をキッチリと研磨するとか、足付けと言われる作業が必要になってきます。
また、ウッドデッキなどの場合は、当初は通常は防腐剤と言われる物が塗装されている事が多いです。 防腐剤で有名な物と言えばキシラデコールのような塗料になります。
こちらは、木材にしみ込ませるという感じで塗装するのが正解で、表面に塗装する物とは少し違ってきます。
また、しみ込ませるタイプの塗装になるので、一度 防腐剤系の浸透性塗料の上に造膜と言われる塗料などを塗装してしまうと、防腐剤を塗装できなくなると考えておく方が良いです。
塗装の専門業者でも、防腐剤の上に、造膜系の塗料を塗装する業者もいますが、造膜系の物は、表面を保護する感じになるので、劣化してくると、塗り重ねが必ず必要になります。 まぁ、一般的に造膜系の木部塗料の方が価格的には安いですし、色も付ける事が簡単な為にこちらを塗装する事が多いのかも知れません
戸建住宅などの場合のベランダ、屋上の床は床塗装という事ではなく、防水塗装になります。
その為、一般の床塗装用の塗料を塗装してしまうと、必ず剥がれ、浮きが出てきます。 塗装業者の中には、防塵塗料と言われるような通常 防水が必要な箇所に塗装する物ではない物を塗装したりしている事がありますので、下地のチェックは必ず必要になります。
これらが、戸建て住宅、一般的な家の床塗装とおう事になると思います。
工場や、掘り込みの駐車場などに塗装する床の話になりますが、こちらは塗床と言われる物になります。
最も簡単でDIYでも可能な物は、防塵塗料という物になります。 これらは、防水とは違うので、雨が掛かる部分に塗装する事は出来ません。
非常に膜厚がある塗床に関しては、厚膜タイプの物になります。 これらの多くはエポキシ樹脂の塗床材になります。
厚膜で強靭な床ですので、車やフォークリフト等が通っても問題ない物になります。
厚膜で強靭ですので、逆に塗装する床面が弱い場合は、必ず弱い下地部分から割れる、剥がれるという事になってしまいます。
その為、厚膜の塗床を塗装する場合は、弱い部分を撤去し、固めてからの塗装が一般的です。 エポキシ樹脂系のモルタルで一度 下地を作る必要があります。
外壁塗装に限らず、塗床に関しても現在の状態をキッチリと確認して、塗料や仕様を選定する必要があります。
その為、㎡単価だけで、だいたいの価格が分かるという物ではなく、確認が必要という事になります。
また、通常、塗床作業は、少なくても３００㎡とかの大きな場所で考えられている為に狭い場所などは割高になる事が普通です。
また、良く質問がありますが、通常の塗床はエポキシ樹脂系の物が一般的なのですが、エポキシ樹脂は紫外線で変色します。 その為、紫外線が当たる場所に関しては、トップ材にウレタン樹脂を塗装する事がお勧めではあります。
神戸市近隣で、塗床のお問い合わせを頂く事が多い為に、今回は塗床、床塗装に関して、色々と書かせて頂きました。 実は、これよりも塗料の種類によって細分化されていますので、塗床、床塗装をお考えの方は、ぜひお問い合わせ頂ければと思います。
外壁塗装、塗床、屋根塗装に関してぜひともご連絡お願いします。
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