外壁の塗装とヒビ、ひび割れに関して現役塗装職人で外壁診断士、外壁メンテナンス診断士の私自身が書かせてもらいます。
色々と書かせてもらいましたが、最近 インターネットで塗装に関してチェックしていると、本当に外壁塗装に関しての知識があるの?という記事だったり、外壁塗装専門の会社というように書いていても、実際に文章を書いているのは、AIなの? バイトで記事を書いているのか、他のHPの内容を書き直して記事にしているの?というような感じの物が多いのでついつい書いてしまいました・・笑
話を戻しますが、外壁塗装を行う時に、ヒビ、ひび割れはどうしているのか?という部分ですが、ひび割れの状態や、大きさによっても外壁塗装前に行う作業は違うと思います。
また、ひび割れと言ってもその深さや、数の多さなどによっては、単なる補修という事では無理というパターンもあると思います。
最も勘案な外壁塗装時のヒビの補修というのは、シーリングによる補修かも知れません。
シーリング、コーキングというのは、今ではホームセンターでも簡単に購入可能ですので、DIYで外壁のひび割れの補修を行う時に使うという場合もあると思います。
ただ、外壁塗装時のヒビ補修で使うのであれば、変性シリコンと言われるコーキングを使う事が鉄則です。
最も価格の安い、シリコンコーキングの場合は、施工後に塗装をのせる事が出来ません。 塗装が弾いてしまって、乗らないという事になります。
まぁ、専門的な私らの場合は、その上から、専用のプライマーを塗装する事で一般の塗装も可能だったりはするのですが、あまりお薦めは出来ませんので、もしご自身でひび割れ部分の補修を考える場合は、変性シリコンという物を選ぶのが正解です。
ただ、簡単そうに書きますが、ひび割れ部分にコーキングを入れるというだけでは、実際には、雨などの侵入も防ぐ事が出来ずに、またひび割れ部分を大きくしてしまったり、周囲の劣化が起きる事があります。
ひび割れ部分に沿って、コーキングを充填し、しっかりと上から押さえてひび割れに追従するようにするというのが正解です。
実は、ここまでの作業を行っていないパターンが多く、ひび割れにコーキングを乗せているだけでは、逆に他の部分から侵入した雨水が、出口をコーキングで塞がれてしまっている為に、余計に雨漏りなどが起きるパターンもありますので、注意して下さい。
また、細いヒビの場合は、そもそもヒビ部分にしっかりとコーキングが入り込まないので、ヒビに沿って、大きく削るという事が必要な場合もあります。
コンクリート造の建物などは、ヒビ割れをキッチリと開けて、コーキングを充填するというVカット、Uカットという仕様で補修します。
ただ、一戸建てのモルタル住宅などの場合は、下手にUカット、Vカットを行う事で、ひび割れの下にある防水紙自体を切ってしまう可能性もあるので、お勧めは出来ないと思っています。
簡単なのはコーキングでのヒビ割れ補修ですが、いくらノンブリードと言われる、可塑剤が移行して汚れが付くという事が無いコーキングであっても、私は今までの経験で、数年経過すると汚れが付く可能性が非常に高いと思います。
その為、コーキングでの補修部分の上には、樹脂製ではなく、モルタル系のカチオン樹脂モルタルを塗布する仕様にしています。
その方が、断然、同じ箇所が割れるという事も少ないと思うからです。
ただ、カチオン樹脂モルタルを塗布すると、模様が分かってしまうので、現状の模様に合わせる補修が必要になってきます。
というように、外壁塗装前にヒビ割れの補修は非常に重要です。
しかし、今では微弾性フィーラーと言われる膜厚で弾性系の下塗りを塗装する事が多い為に、ひび割れの補修をそもそも行わない外壁塗装工事業者もあるようです。
塗装後はあまり目立つ事は無いのですが、キッチリと補修を行っていないヒビに関しては、数年経過すると、同じ箇所にヒビが出てくる事が多いので、やはり下地補修でヒビ割れを直すというのは重要だと思います。
外壁塗装の工事価格が極端に安い場合は、このような下地の処理を行っていないパターンもありますので、価格のみで外壁塗装工事を選ぶと、後々 塗装をして数年後にガッカリという事もありますので、注意して欲しいと思います。
神戸市近隣で外壁塗装をお考えであれば今井塗装まで、お問い合わせよろしくお願いいたします。
また、今回の記事のようにヒビ割れが気になる、ヒビの補修だけ見て欲しいというようなご相談も勿論大丈夫です。
まずは、お問い合わせ! よろしくお願いいたします。
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