外壁塗装時の樋塗装に関して、塗装業者として少し書かせてもらいます。
私自身、塗装業を30年以上してまして、実際に塗装職人としても今でも作業を行っています。。 というのも、ネットの外壁塗装や塗装に関する情報サイトなどの多くが、本当に塗装をしているの?と思われる情報もあり、どこかで誰かが書いた記事を読んで、自分のサイトで記事を作成しているというパターンが実に多いような気がします。(笑)
そのような場合は、本当に塗装作業をしていない情報なので、どこまで信用できるの?というパターンもあると思います。
まぁ、塗装業者であっても、私の書いた記事をそのまま、あたかも自分が書いたように記事にしているサイトもある位なので、少しがっかりですが。。
外壁塗装と樋塗装
外壁塗装時に樋の塗装をする方が当社としてはお薦めです。。 まぁ、その辺りの件は後で、また書きます。
外壁塗装の見積もり時に樋塗装と明記していない塗装会社もあるようです。
一般的に外壁塗装というのは、あくまで壁面の塗装という事で、それ以外の部分は付帯部塗装という事で一つにまとめられている塗装見積もりを提出される塗装業者さんもいるようです。
もし、外壁塗装見積もりに樋塗装が無く、付帯部塗装という事で明記されている場合は、樋に関しての質問はした方が良いかも知れません。
付帯部という文言の中に、何が入っているのかは、少し微妙だと私は思っています。
実際に、家の塗装を頼んだ時には、どの部分が塗装されるのか?というのは気になると思います。 また、各部分に関して、しっかりと明記されている場合は、不必要だと思う部分に関しては、値引きする事も可能ですもんね。。
一般的に付帯部と言われる部分は何か?という事を書いておきます。
破風、鼻隠し、軒裏(この3か所は、外壁と同じ素材の場合もあり、その場合は、外壁塗装に含む業者もあると思います)
樋(当社の場合は、横樋、竪樋と箇所によって分けます。。 これは、単価が違うからです)
庇
雨戸(雨戸に雨戸をしまっておく戸袋を含む場合もあります)
換気フード
クーラー配管化粧カバー(樹脂製でなく、テープの場合もあると思います)
水切り
簡単に書いても、上記のような感じです。 そう考えると、見積もり時にキッチリとどの部分かが書いていると安心できると思います。
樋塗装単価
外壁塗装に関しては、面積での単価が普通だと思います。 当社の場合は、樋に関してはmで単価を入れさせてもらっています。
mで考えると、筒状で塗りやすい竪樋と、複雑な形の横樋でm単価が違う事は分かって頂けると思います。
その為に、当社では竪樋、横樋という書き方にしています。
樋塗装のデメリット
ネットで検索すると、樋塗装をお薦めしていない場合もあります。
その理由は、樋に関しては剥げやすい、捲れやすいというデメリットがあるからだと思います。
但し、その剥げやすいというデメリットですが、キッチリと下地処理を行い、適切な塗料を塗装する事で剥げるという不具合が無くなると思います。
今まで、樋に関しては素材は硬質塩ビなのですが、その硬質塩ビに密着する塗料という物はあまり無かったというか、有っても価格が高い為に使われていなかったという部分があると思います。
20年近く前に塗装されている住宅の樋に関しては、剥がれ、捲れはある場合もあると思います。
その昔、樋に関しては他の鉄部と同じように合成樹脂調合ペイントと言われる物あ一般的に塗られていました。 そのイメージがいまだに多いのかも知れません。
しかし、20年前位から1液のウレタン樹脂などが出てきて、剝げにくいという事になっています。
とは言え、その塗装の仕様、下地処理によっては、やはり剥げやすい部分もあったと思います。
ちなみに、当社の場合は、樋だけでなく雨戸や他の鉄部も2液性のシリコン樹脂を一般的に使っています。 塗料メーカーの見解でも1液の材料よりも2液性の材料の方が密着も持ちも良いという事が言われていますので、当社も2液性の材料を使っています。
樋塗装の工程
樋塗装の工程は、硬質塩ビ部分を目荒らししてからの塗装になります。 当然、外壁塗装と同時に高圧洗浄をしていますので、埃や苔などは除去しているという事になります。
あとは、密着性の良い材料で下塗りを塗装する場合もありますが、塗料メーカーの見解や、塗装仕様では2液性の場合は、あまり明記されていません。
1液性の密着に信用が無い塗料の場合は、下塗りの必要性も出てくると思います。
あとは、上塗りを2回塗装するというのが樋塗装の一般的な工程だと思います。
外壁に関しても、鉄部に関しても、上塗りは2回が基本です。 後は、下塗りの必要性や錆止めという事になります。
樋塗装をしない場合
樋塗装に関しては、今の硬質塩ビの樋の場合は、当然の話ですが、錆びるという事はありません。
その為、色が劣化したりしていても、あまり目立たない白色の樋の場合は、樋塗装をしないという選択もあるかも知れません。
黒色の樋、茶色の樋の場合は、外壁塗装部分が綺麗に塗装されると、以上に目立つという事もあります。
その為に、樋塗装を当社としては、一般的に含んでいるという事になります。
また、色だけでなく、塩ビ類あ紫外線にどうしても弱いので、やはり保護目的として樋も塗装する事がお薦めだと思います。
外壁塗装時の樋塗装に関して書かせてもらいました。
どの項目もある意味、当社というか私の考えになりますので、実際に塗装を行う業者によっては考え方も違うかも知れません。
神戸市近隣での外壁塗装をお考えの場合は、他社との相見積もりでも完全無料で調査、調査報告書、見積もり提出をさせて頂いています。
外壁塗装の場合は、安さだけでの比較ではなく、仕事の内容な、工事を行う職人、実施に塗装工事を行う会社の雰囲気も確認して頂ければと思っています。
営業のみで実際に塗装を行うのは、下請け、孫請けというパターンも実に多いです。 営業をして話をした人は工事が始まると一切来ないというパターンも実に多いです。
当社の場合は、小さい会社だからこそ、キッチリとお話をさせて頂き、実際に私自身が塗装の現場にも伺わせて頂きますので、その辺りは信用して頂けるのでは?と思っています。
ちなみに、公式ラインも開設いたしました。 ラインのお問い合わせも可能です。
ラインの場合は、お友達登録のあと、スタンプでも構いませんので、なにかしらのメッセージをお願いいたします。 メッセージを送って頂いた状態になり、初めて、こちらからのご連絡が可能になります。 こちらも、よろしくお願いいたします。