サイディング外壁も塗り替えに関して、多くの方々が気になっている事について記事にしてみます。
外壁塗装に関わって、35年になる塗装職人でもある代表今井です。
サイディング外壁と言いますと、現在 新築で建てられている数多くの戸建て 住宅が、このサイディング外壁と言われる物です。
細かく分けると、窯業系サイディング外壁、金属サイディングという物があるのですが、窯業系サイディング材の方が圧倒的に数多く使われていて、金属サイディングの場合は、ポイントとして使われる事もあるのですが戸建て住宅の全面が金属サイディングという事はあまりありませんので、今回のサイディング外壁 塗り替えの色問題に関しては、この窯業系サイディングに関して書かせてもらいます。
サイディング外壁の塗り替え注意ポイント
サイディング外壁の塗り替えに関して当ブログでも数多く記事にしていますが、窯業系サイディング外壁の場合は、外壁面の表面の塗膜の劣化という事は今では外壁塗り替えのサインではないと思います。
その理由は、どんどんと窯業系サイディング材の塗装は高耐久の物が出てきていて、非常に耐久性が優れているからです。
今ではフッ素樹脂、無機塗料などが工場で塗装されている窯業系サイディング材を使って住宅を建てているパターンも出てきて、サイディング外壁の表面は非常に強くなっています。
ただ、これも何度も書かせてもらっているのですが、サイディング外壁のウイークポイントは、なんといっても目地部分サッシ廻りのコーキングです。
このコーキングは、どう頑張っても現場での施工になります。 当然、しっかりとしたコーキング作業を行っているとは思うのですが、コーキングの劣化に関しては、早ければ5年程度で現れる事もあって、7年もすれば住宅の、どこかの部分では目地部分のコーキング劣化は必ずと言っていいほど出ています。
このコーキングの劣化によって、目地やサッシ廻りからの雨水の侵入、湿気の侵入があり、窯業系サイディングの弱い部分である裏側、小口部分から劣化してしまうという事です。
その為、窯業系サイディングの塗り替え時期に関しては、サイディングの表面よりも目地部分の確認が重要で、塗り替え時には目地の打替えを行うのが適切です。
サイディング外壁 塗り替え人気のクリア塗料
サイディング外壁の塗り替えで人気なのは、クリア塗料かも知れません。
少し前までクリア塗料は、あまり耐久性に優れていないという事もあって、お薦めされる事は少なかったかも知れません。
今でも、通常の外壁塗装に使われるシリコン樹脂などに比べると劣化が早いという事もあるかも知れませんが、同等の耐久性であるなら、今の模様がそのまま長期間 生きるという事でクリア塗料での塗装がお薦めになっています。
但し、窯業系サイディングの塗り替えにクリア塗料を使うのであれば、少しでも早めに外壁塗り替えを行う事をお薦めしています。
通常の外壁塗り替えの時期である10年から15年という歳月が経っている場合は、サイディングの表面の劣化も増えてきていたり、紫外線による色ムラなどが出ているパターンも多いです。
そのような外壁にクリア塗装を行っても色ムラや、表面の劣化は、そのまま見えてしまうという事になります。
その為、現在の窯業系サイディング外壁の模様が気になっている色合いや風合いを変えたくないというのであれば、少しでも早めにクリア塗装での塗り替えをお薦めします。
ただ、少し注意も必要です。
クリア塗料の多くが溶剤型の材料になります。 その為、塗膜が固く、耐久性はお薦めではあるのですが、柔軟性が重要なコーキング部分にクリア塗料を塗装する事はお薦めではありません。
塗膜が柔らかいコーキングの上に付着すると、コーキングの柔軟性に追従しないために、塗膜のひび割れ、白く濁るなどの不具合が出てきます。
その為、窯業系サイディングのクリア塗り替えの基本としては、クリアでの塗装後にコーキング作業を行うという順番になります。
サイディング外壁 塗り替えの色問題
サイディング外壁の塗り替えでの問題として色です。
それは、今の高意匠性の窯業系サイディング材の場合、外壁塗り替えを行うと、1色での塗装の場合は、全体的に色が1色になってしまうという事です。
そもそもの窯業系サイディング材は、凸凹はあるけど、色は単色というパターンであれば、現在と同じような雰囲気に塗り替えは可能です。
ただ、高意匠のサイディング材の場合は、大理石のように、細かい色ムラがあるとか、凸凹部分での色の違いなどがある綺麗なサイディング材もあります。
そのようなサイディング材をそのままで塗装してしまうと、非常にのっぺりとした雰囲気になってしまいます。
ですので、先ほど書いたようにクリア塗料での塗り替えを考えるか、多彩模様、色々な色が混じっているような塗装の選択がお薦めかも知れません。
多彩模様とは、サイディングの凸凹を利用して、模様によって色の違いを表現する方法になります。
色々な色が混じっている塗料というのは、エスケー化研であれば、プレミアムマルチカラーなどになります。
上記のような塗装方法に関しては、通常の1色での塗装とは違い、塗回数が増えるという事があり、少し塗装作業代が値上がりする事もあります。
窯業系サイディング外壁の塗り替え、外壁塗装をお考えの方は、地域密着の今井塗装にご連絡いただければと思います。
先程も書かせてもらいましたが、窯業系サイディング外壁の場合は、そのサイディング材によって塗装の仕方は色々と選択が可能です。
また、塗料に関してもシリコン樹脂、フッ素樹脂、無機塗料というように選べる事も可能です
この辺りは、施主様の考える耐久性と、ご予算によっても、色々と考える事が可能ですので、施主様の考えをしっかりとお聞きし、色々なご提案が出来ればと思っています。
ちなみに、公式ラインも開設いたしました。 ラインのお問い合わせも可能です。
ラインの場合は、お友達登録のあと、スタンプでも構いませんので、なにかしらのメッセージをお願いいたします。 メッセージを送って頂いた状態になり、初めて、こちらからのご連絡が可能になります。 こちらも、よろしくお願いいたします。