低汚染塗料の魅力とその理由
外壁塗装で使用する塗料にはさまざまな種類があるため、塗料を選ぶ際に迷ってしまうこともあるでしょう。
ここでは、外壁の汚れでお悩みの方におすすめな「低汚染塗料」について、ご説明していきます。
低汚染塗料とは？
低汚染塗料とは、親水性があり汚れが付きにくい性質を持っている塗料です。
低汚染塗料は、塗料が乾燥すると塗膜表面に防汚性に優れる特殊なコーティングが形成されます。このコーティングによって、汚れの原因となる汚染物質が付きにくく、きれいな状態を維持することができます。
さらに、高い耐候性や遮熱機能も持ち合わせています。
低汚染塗料の魅力
低汚染塗料には、優れた親水性があります。
親水性とは、水になじみやすい性質のことで、雨が降ると雨水が外壁の汚れの下に潜り込み、汚れを浮かし洗い流してくれます。
このセルフクリーニング機能により、外壁の美観を長期間保つことができるほか、塗膜表面に汚染物質が付きにくいため、優れた耐久性と長寿命が期待できます。
低汚染塗料のメリット・デメリット
低汚染塗料を使うとどのようなメリットやデメリットがあるか、ご紹介します。
【メリット】
☆塗膜が緻密なため細かい汚れがつきにくい
☆親水性に優れているため、ついた汚れも雨が洗い流してくれる
☆汚れがつきにくいため、汚れが目立つ白系の色も選びやすい
☆セルフクリーニング機能によりメンテナンスの負担が減る
☆汚れがつきにくいため劣化に強く、耐久性に優れている
☆遮熱性があり、外壁の熱膨張を抑えることができる
【デメリット】
★一般的な塗料に比べて弾性機能が低いため、ひび割れが発生しやすい
★一般的な塗料に比べて価格がやや高め
低汚染塗料の使い道
交通量の多い道路沿いや砂ぼこりの舞いやすい畑の近くなど、汚れやすい場所にある建物の外壁塗装に低汚染塗料が使われることが多いです。
日常的に汚染物質にさらされてしまう外壁で通常の塗料を使用した場合、数年もすると汚れが目立ち、落ちなくなってしまいます。
このような場所では低汚染塗料を使うことで、外壁に汚れがつきにくく、きれいな外観を維持することができます。
飲食店などの店舗の外壁に低汚染塗料を使用することも多くなっています。
外壁が汚れていると集客に影響が出るためで、低汚染塗料を使用することでメンテナンスコストを抑え、集客力も高める効果が期待できます。
高層建築物の外壁にも低汚染塗料が使用されます。
低汚染塗料のセルフクリーニング機能により、大型機材などを使用しての清掃の手間が省け、コストを抑えられ安全性向上にもつながるからです。
低汚染塗料の注意点
低汚染塗料を使う際に注意しておきたい点をあげておきます。
・全く汚れないわけではない
低汚染塗料は汚れが付きにくい塗料ですが、全く汚れないわけではありません。
汚染物質が付けば、低汚染塗料を使っていても汚れや変色は発生してしまいます。
低汚染塗料の特徴は汚れを落としやすいことなので、汚染物質が付いた場合は早めに取り除くことが大切です。
放っておくと、どんどん落としにくくなってしまいます。
・塗りムラがないように塗る
低汚染塗料は、塗装面に凹凸がでないように、ムラなく均一に塗ることで防汚性能を最大限に発揮することができます。
凹凸や塗りムラがあると、塗料が不十分な部分が汚れやすくなります。
外壁がまだらに汚れていると美観を損ねるのはもちろん、耐久性が低くなる可能性もあります。
低汚染塗料を塗る際には、塗りムラがないよう均一に塗る技術を持った業者に依頼しましょう。
低汚染塗料の主な商品と価格
低汚染塗料を使う際に主に使われる商品と価格をご紹介します。
☆シリコンREVO
低汚染性のほか、高耐候性、遮熱性もある塗料。耐用年数は13～16年。
【メーカー名】アステックペイント
【価格】㎡あたり1,900～2,100円
【対応している材質】モルタル、サイディング、コンクリート、ALCなど
☆ビーズコート
超撥水により汚れを受け付けないのが特徴。さまざまなタイプがあり、シリコンタイプの場合、耐用年数は7～11年。
【メーカー】スズカファイン
【単価】㎡あたり約2,600円
【対応している材質】モルタル、サイディング、ALC、カラー銅板など
☆超低汚染リファイン1000Si-IR
外壁用の塗料で「美観保持機能」で美観を保つのに優れている。耐用年数は15年以上。
【メーカー】アステックペイント
【単価】㎡あたり約2,700円
【対応している材質】モルタル、サイディング、ALC、カラー銅板など
☆超低汚染リファイン500Si-RI
屋根用の塗料で「美観保持機能」で美観を保つのに優れている。耐用年数は15年以上とシリコン塗料の中でもトップクラスの耐久性を持つ。
【メーカー】アステックペイント
【単価】㎡あたり約2,700円
【対応している材質】カラーベスト、波型スレート、カラー鋼板、モニエル瓦など
外壁塗装で使用する塗料にはさまざまな種類があるため、塗料を選ぶ際に迷ってしまうこともあるでしょう。
ここでは、外壁の汚れでお悩みの方におすすめな「低汚染塗料」について、ご説明していきます。
低汚染塗料に限らず、ラジカル抑制塗料なども人気です。 価格的にはラジカル抑制シリコン塗料などは多く使われている事もあってお勧めの材料だと思います。
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