最近ではDIYする人が増えていますが、屋根塗装もDIYできるかな?と思う人がいるかもしれません。
実際、屋根塗装はDIYできるのでしょうか?
結論からいうと、屋根塗装はDIYできなくはないですが、メリットよりもデメリットの方が大きいので、あまりおすすめしません。
【屋根塗装をDIYするメリット】
・費用を安く抑えられる
業者に依頼すると人件費がかかります。人件費は工事費用の3割近くを占めていて、DIYすれば人件費が不要になります。
・好きな塗料で自由に塗れる
自分で塗料を選ぶので、好きな塗料を使って複雑な模様を作ったり、好きなように自由に塗ることができます。
【屋根塗装をDIYするデメリット】
・危険が大きい
屋根の多くは、素人がのぼれるような設計にはなっていないので、足場がなく滑りやすいため、落下する可能性が高いです。
・工期が長くなる
業者に依頼する場合、プロが2~3人くらいで1日8時間近く作業するため2週間程度で完了しますが、DIYの場合、素人が1人での作業となり、1日2~3時間くらいしかできないでしょうから2~4ヶ月ほどかかってしまいます。
・結果的に費用が業者に依頼するより高額になる可能性がある
屋根を再塗装する前に、下地をエンジン式の高圧洗浄機などハイパワーなもので洗浄しないと、コケや劣化した塗膜などを十分に取り除くことができず、再塗装しても短期間で塗膜がはがれるなどの不具合が生じてしまいます。
施工が甘いと、紫外線や雨の影響も受けやすくなります。
こうなってしまうと、短期間でまた再塗装しなくてはいけないため、1回分は節約できたとしても、長期的にみると業者に依頼するよりも費用が高額になってしまうというわけです。
・近所とのトラブルが起きやすい
素人が屋根にのぼっているのを、近隣住民に「危なくてみていられない」といわれたり、塗装の際に塗料が近隣住宅の外壁や車に飛散させてしまう、といったトラブルが起きやすいです。
このように、屋根塗装をDIYするメリットは費用を安く抑えられることですが、長期的にみると実はそうでもない結果になってしまう場合が多いです。
プロであっても危険が大きい作業ですから、素人が安易に行うことは命とりともいえるでしょう。
それでも、どうしてもDIYしたい!という場合は、道具をしっかり揃え、足場の設置と近隣住宅へ迷惑がかからないよう、足場と周辺をしっかり囲み、作業しましょう。
安全確保のための準備もしっかり行いましょう。
【屋根塗装に必要な道具】
◎塗料(下塗り・中塗り・上塗り)
◎ローラー、刷毛
◎コーキング・シーリング用品
◎ワイヤーブラシ、ヤスリ、サンダー、ヘラ
◎マスキングテープ、ポリシート
◎ほうき、雑巾、高圧洗浄機などの掃除用具
◎タスペーサー
◎塗料(下塗り・中塗り・上塗り)
3回塗りが基本です。省いてしまうと、塗装がすぐにはがれてしまうなどのトラブルが起きてしまいます。基本的には下塗り用と中・上塗り用の2種類の塗料が必要です。塗料はホームセンターで購入できるものもありますが、取り扱っていない場合もあるので、塗料販売店などで購入するといいでしょう。
◎ローラー、刷毛
屋根に塗料を塗る際に使います。さまざまな種類があり、ホームセンターで購入することができます。プロ用の高価なものを購入する必要はありませんが、100円ショップのような格安ショップで取り扱っているものは、品質が良くないことが多いので避けた方がいいでしょう。
◎コーキング・シーリング用品
屋根の内部に雨水などが侵入するのを防ぐために必要なものです。塗装面積に対して必要な量が足りないと、雨漏りやはがれる原因になってしまうので、多めに準備したほうがいいでしょう。
用途ごとに種類が分かれているので、屋根塗装に適した種類を選びましょう。
◎ワイヤーブラシ、ヤスリ、サンダー、ヘラ
塗装前に、屋根についた汚れやサビを落とすために使います。
屋根塗装の仕上がりは、塗装前に汚れやサビをきちんと落としたかどうかで左右されるともいえるので、しっかり作業しましょう。
◎マスキングテープ、ポリシート
塗装中に塗料が飛び散って、関係のない場所につくのを防ぐのに使います。塗料が誤って周囲についてしまうと、なかなか取れないため大変なことになってしまいます。近隣住宅に塗料が飛び散ってしまうとトラブルに発展してしまう可能性もあるため、隙間なく貼るようにしましょう。
◎タスペーサー
屋根と屋根の間に隙間を作る際に使います。塗料と屋根材がくっついてしまうと、雨水の逃げ場がなくなり、雨漏りの原因となってしまうので、タスペーサーで塗料と屋根材がくっついてしまうのを防ぎます。屋根材によってはタスペーサーが必要ない場合もあるので、作業前に確認しましょう。
【足場の設置】
屋根塗装をするには、足場の設置が必須です。
足場はレンタルすることもできますが、素人が足場を組むのは危険ですし、5mを超える足場を組むには資格が必要ですので、足場を組む際は専門業者に依頼しましょう。
【安全確保のための準備】
◎高所作業用靴
◎安全ベルト
◎ヘルメット
◎高所作業用靴
屋根での作業は足元が不安定なので、滑りにくく動きやすい靴を選びましょう。ホームゼンターなどで購入することができます。
◎安全ベルト
事故防止のため、必ず準備しましょう。安全ベルトがあれば、万が一、足を滑らせたときでも安心です。安全ベルトは、フルハーネス型安全帯と胴ベルト型安全帯(1本つり用安全帯)の2種類があります。
◎ヘルメット
落下や転倒などの事故に備え、頭部を守るために必ず準備しましょう。
屋根塗装をDIYした場合の費用は、道具代・足場代合わせて20~40万円程度、足場組みを業者に依頼した場合40~60万円程度です。
この金額も参考に、危険をおかしてDIYする前に、業者に相談してみてはいかかでしょうか。
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