付帯部塗装に関して、今回は少し書いてみます。。
外壁塗装工事に関して、ネットなどでチェックしていると、外壁塗装と付帯部塗装というような言葉が出てくる事が多いです。
しかし、初めて外壁塗装と考えている方からすれば、この付帯部塗装というのは、結局 何の事?と思われる方も多いかもしれませんよね。。
付帯部とは、どの部分
付帯部というと、ざっくりと書きますと、外壁以外の部分という事になってしまいます。
逆に書きますと、外壁塗装と一般的に言いますが、外壁以外の部分も含まれるという事でいいと思います。
この辺りは、少し微妙な感じもしていますが、外壁塗装会社のチラシやネット広告などで外壁塗装が〇〇円!! なんて書かれていましても、壁部分だけの塗装で、実際に見積もりを依頼すると、壁以外の付帯部分に関しての工事費用が思いのほか高額だったり、外壁塗装には仮設工事(足場工事)が必要な場合がほとんどなのですが、足場代金が含まれていないというパターンもあるようです。
ですので、外壁塗装と言いましても、塗装できる部分が全て含まれているのか、塗装作業を行うのに、必要な足場工事は入っているのか?という部分はしっかりと確認する事が重要だと思います。
一般的な戸建住宅の場合の付帯部を少し列記してみます。
⓵雨戸(戸袋含む)
⓶樋(竪樋、横樋)
⓷破風板(外壁と同じ材質の場合もあります)
⓸軒天井(外壁と同じ材質の場合もあります)
⓹換気フード(鉄製とか、樹脂製)
⓺水切り(外壁の一番下の部分にある鉄部)
簡単に書いてもこれらのような部分が付帯部という事になります。
当社の感覚では、通常は塗装しないアルミ製の部分以外で、塗装が可能な部分という事になります。
塗装業者によって見積もり書の書き方は違ってくると思いますが、外壁塗装、付帯部塗装というざっくりした項目の業者もあるかもしれません。
当社の場合は、足場、下地処理、外壁塗装、樋塗装、雨戸塗装・・・というように項目ごとの見積もりを作成しています。
このような見積書の場合、どの部分がいくらかかるのか? 不必要な部分があれば差し引く事も可能ですからね。
付帯部、なんて読む?
付帯部の話を色々と書いていましたが、ヤフーの検索などをしたら、質問などで、この付帯部はなんて読むの?という事が書かれていました。。
ふたいぶ
付帯部(ふたいぶ)と読みます。
戸建住宅の場合の部位(付帯部含む)の図がありますので、掲載しておきます。
付帯部は何回塗り?
付帯部というのは、壁以外の部分という書き方をさせて頂きましたが、当社が見積もりでの場合は付帯部という項目ではなく、各部分での見積もり金額を入れているには、理由があります。
それは、付帯部と言っても、場所によって作業や、金額(単価)が全く違うからです。
代表的な付帯部として雨戸や戸袋があります。 今では一般的に雨戸の枠類はアルミになっていますが、真ん中部分の波状になっている部分はスチール製がほとんどです。
ですので、この部分を雨戸塗装という事で書かせていただいています。
雨戸以外の鉄部に関しても、鉄という事で、経年によって錆が出てきます。
ですので、下地処理(目荒しなどを行い)、鉄部の錆止め塗装を行った上で、上塗りの作業を行います。
上塗りは今ではシリコン樹脂が一般的ですが、壁面の塗装のような水性のシリコン樹脂ではなく、溶剤型で2液性のシリコン樹脂での塗装がメインです。
塗装回数的には、一般的に錆止めが1回、上塗りが2回の合計3回塗りになります。
実は、インスタグラムや他社のHPを確認すると、錆止めを塗装していないというパターンもありそうですので、錆止めを含めて3回という事が一般的だという事を書かせてもらっておきます。
あと、付帯部として、雨戸の次に目立つ部分としては、樋があります。
樋に関しては竪樋(縦についている)、横樋(屋根の先についている)があります。 樋といっても形が違いますよね。。
今ではこの樋に関しては硬質塩ビという素材で出来ているのが一般的です。
硬質塩ビに関しては錆びるという事はありませんが、表面の保護、劣化を防ぐ、それに外壁を塗装した場合、劣化している樋では美観的に問題という事で塗装を行う事が多いです。
当社の場合は、溶剤 2液性のシリコン樹脂での塗装がメインになってきています。 鉄部の上塗りと同じ塗料になります。
このように、付帯部と言っても場所によって仕様や形状が異なるので、個別の項目で見積書を作成する方が親切な書き方では?と思っています。
外壁塗装で壁、付帯部以外は?
外壁塗装を行う場合、壁塗装、付帯部塗装以外で同時に塗装した方がいいような部分に関して書いてみます。。
外壁塗装を行う場合、最初にも書きましたが多くの場合は足場が必要です。 足場がある事で、作業性がアップするだけでなく、脚立や梯子で塗装するのとは違い、綺麗にキッチリと全てが塗装できると思ってもらって間違いないです。。
せっかく足場を建てるのであれば、同時に屋根の塗装も考える法がお得だと思います。
屋根塗装に関しては、足場がある事で作業性の事もありますが、当社としては、キッチリと高圧洗浄が可能という部分をメインに考えます。
高圧洗浄は字のように高圧で出る水を使って洗浄するのですが、屋根の場合、コケの発生や、塗膜の劣化もあって水が付く事で非常に滑る状態になります。
そのため、足場がない状態で高圧洗浄をしたとしても、絶対 綺麗に洗えていないという事になります。
高圧ですので、ホースをもっているだけでも危険な状態になりますから。。
それと、外壁塗装と同時に行っておくといいと思うのはベランダなどの防水TOP塗装です。
雨漏りしていない場合でも、防水層のトップは外壁と同じく劣化しています。 FRP防水の場合でもトップの塗装を行う事で対候性を上げる事も出来ますので、おすすめだと思います。
これも足場が無い状態の場合は部屋の中を通してもらわなければ塗装出来ないという事がありますから、おすすめです。
全てを同時に行う方が作業的にもロスがなく、全体で考えると工事費用も安くあがると思います。
付帯部塗装の塗料の問題
付帯部塗装の塗料に関しましては、塗装業者 各社によって考え方も色々とあると思います。。
相見積もりを確認する場合でも、外壁塗装の壁面に関しては、シリコン樹脂、フッ素樹脂、無機塗料というように塗料の種類を明記しているけど、付帯部に関しては、塗料の種類を明記していない会社もあるようです。。
実際に私が行った施主様が相見積もりを見せてくれた事がるのですが、付帯部 一式という事だけ書いていて、数量も全く書かれていないというパターンもありました。。
最初に書いたように、塗装業者によって考え方は違うと思うので、なとも言えませんが、樋などの硬質塩ビに関しては、ウレタン樹脂、シリコン樹脂がメインだとは思います。
私の考えとしては、フッ素樹脂などはどうしても塗膜が固いので、硬質塩ビには向かない感じがしています。
まぁ、逆に言えば、外壁面はシリコン樹脂ですが、付帯部に関しては、ウレタン樹脂であっても対候性などに問題はないように思いますので、工事価格を下げるという事を考えればウレタン樹脂という選択もあるような気はしています。
雨戸などの鉄部に関しては、勿論 錆止め塗料を塗装しますので、上塗りとしてウレタン樹脂、シリコン樹脂というパターンになると思います。
どちらにしましても、キッチリと仕様の説明、それに伴う見積もりを提出している業者がベストだし、キッチリと内容の説明ができる業者が信用できる業者だと思って当社は、付帯部であっても、数量、塗料を明記するようにしています。 部分的には一式という書き方も止む負えないとは思いますけどね。。
外壁塗装とはどこまで。。
外壁塗装とは、どこまで。。という質問のネットで良く目にします。
これは、付帯部などを含むというのが正解だとは思いますが、実際には、家といってもそれぞれで大きさだけでなく形や付帯部の状態も違いがあると思います。
そのため、見積もりや、現地調査を行ってもらった時に、どこまでの塗装が必要なのかという部分に関しても詳しく説明を聞くというのが正解だと思います。
外壁塗装なので、全て入っているというように思っていても、最初に書かせてもらったように、チラシやネット広告で書いている事の解釈が違うという場合もあるとは思います。
見積もりに明記されていないとか、説明が不十分であるという場合は、折角 外壁塗装を行ってもらうにしても、後で失敗とかがっかりという事になりかねないとは思いますので、キッチリと説明を受ける。
逆に言えば、説明を何度も行う事が出来る業者を選ぶというのがベストかもしれませんね。。
神戸市近隣での外壁塗装、屋根塗装に関しては、ぜひとも当社にご連絡、お問い合わせよろしくお願いいたします。
書きにお問い合わせフォームのリンクを記載しておきますので、宜しくお願いいたします。
フリーコールでのお問い合わせは、0800-080-5055 によろしくお願いいたします。
ちなみに、公式ラインも開設いたしました。 ラインのお問い合わせも可能です。
ラインの場合は、お友達登録のあと、スタンプでも構いませんので、なにかしらのメッセージをお願いいたします。 メッセージを送って頂いた状態になり、初めて、こちらからのご連絡が可能になります。 こちらも、よろしくお願いいたします。