戸建て住宅の木部塗装の話題です。
住宅とひとくくりに言っても、建て方も違えば、仕様も本当に色々とあります。
当サイトで、何度か書かせてもらっていますが、外壁でもモルタルの外壁、窯業系のサイディングの外壁、ALCなど、色々な工法で建てられた住宅があります。
また、付帯部分も窯業系の部材で作られている物もあれば、木製の部材を使っている住宅もあります。
昔ながらのモルタル壁の外壁の場合、破風板、鼻隠しなど木製の住宅も多いのですが、最近は、個性的、おしゃれな建て方として、木部を使っている住宅もあります。
今回、当サイトのお問い合わせからご連絡を頂いた、住宅の場合も、おしゃれな住宅で、壁は、意匠系の塗材が塗られており、木部は新築時はキシラデコールを使っている住宅でした。
意匠系の塗材としては、アイカのジョリパット、エスケー化研のベルアートなどが人気だし、実際に使われている住宅が多いと思います。
ただ、それらの意匠系の塗材と言っても、下地の種類によって、より一層 気を付かなければいけない部分があります。
それは、モルタル壁なのか、窯業系のパネルを使っているか。。という部分かも知れません。
どちらにいたしても、意匠系の塗材の場合は、一般の(最近では)微弾性フィーラーの上、シリコン樹脂(艶有)などを使ってしまうと、塗装してすぐは、さほど問題はないかも知れませんが、塗装の弱くなった部分から雨水の侵入があったり、室内の湿気が出てくる時に、塗膜の膨れ、剥がれなどが非常に起きやすくなります。。
まぁ、当社の場合は、そんな経験はないのですが、メーカーさんのお話で、膨れ、剥がれなどで塗装後 数年経ってからのクレームも多いようです。
どんな住宅でも同じ塗装の方法というのは非常危険だと思います。。
話がずれましたが、今回の神戸市北区の住宅の場合、新築時の木部はキシラデコールを塗装されており、今回が初めてという事で、今回もキシラデコールを選択いたしました。
他の方法で考えると、オイルステンや、OPと言われる合成樹脂塗料を塗装するという事もあるかも知れませんが、合成樹脂を塗装するのは当社の感覚としては、最終の選択では?と思います。
と言いますと、合成樹脂を木部に塗装するのは問題ないのですが、やはり当初の質感とか雰囲気が全く変わってしまうからです。
合成樹脂の場合は、やはり艶が出てしまいますし、当然ながら木部の風合いは消えてしまいます。
そう考えると、木部を保護する事、今の雰囲気を少しでも変えないという事を考えるとキシラデコールになりました。
実際、今までの経験では、10年程度のサイクルでキシラデコールをしっかりと塗装すれば、それなりに綺麗を保つ事が出来ると思っています。(できれば、サイクルは短い方が良いですけど)
今回の木部の場合、しっかりとケレン(ペーパーでのケレン)の後、木部の表面が悪くなっている部分は、5回塗装、その他の部分でも3回の塗装を行っています。
また、当サイトで、完了時には、ビフォー、アフターの画像も掲載させて頂こうと思っています。
折角の住宅ですので、少しでも良い塗装の選択をして欲しいと思います。 気になる方は、下記の今井塗装 お問い合わせフォームからご連絡いただければと思っています。
ご相談、住宅外壁の調査は、勿論 無料になります(少し時間を頂く場合もありますが。。)
フリーコールでのお問い合わせは、0800-080-5055 によろしくお願いいたします。
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